
■基礎工事だけではない欠陥マンション
横浜市の傾斜マンション問題で杭打ち工事の欠陥に焦点が当てられていますが、何も手抜きは杭打ちしかできないものではありません。
躯体工事の鉄筋の本数やコンクリートの品質も改ざんしようと思えばできます。
皆が知っている有名企業であろうと、地場のデベロッパーであろうと本質は同じです。
そのマンションの品質は、工事や販売などに携わる一人一人の信念と善意ある心にかかっています。
本当にいいマンションを建てたい、販売したいと思って仕事をしていれば欠陥マンションは生まれません。
売上なんていいじゃないですか。
利益なんていいじゃないですか。
役員? 株主? 取引先銀行?
そんなもの無視すればいいじゃないですか。
文句を言われても聞いているフリしてればいいじゃないですか。
会社をクビになって収入を断たれてもいいじゃないですか。
会社が潰れてもいいじゃないですか。
自分だけが犠牲になってもいいじゃないですか。
自分だけが損してもいいじゃないですか。
それでも立派なマンションさえ残ればいいじゃないですか。
そこに住む家族が幸せに暮らせたらそれでいいじゃないですか。
こんな欠陥マンションを生み出した人達は、たった80年程度の短い人生のなか何処へ向かっていたのでしょうか?
ウソをついて要領よく生きるよりも、不器用でも正直に生きる事が武士道でもあり日本の美学だったはずです。
※画像はイメージであり本文とは関係ありません。
■マンション管理士事務所ループデザイン■
マンションに関するご相談はループデザインにお任せください。
メール相談は無料です。






