
■マンション基礎工事【その2】
【基礎工事の工程】
(1)掘削機据付・・・遣り方で出した杭芯に掘削機のケリーバーを合わせる。
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(2)ケーシング掘削・・・表層ケーシングを設置する深さまで掘削バケットを取り付けて掘削する。
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(3)ケーシング建込み・・・表層面の土砂が崩壊しないようケーシングを建込む。
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(4)軸部掘削・・・掘削バケットで支持層まで掘削する。
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(5)安定液注入・・・孔壁が崩壊しないよう安定液を掘削部に注入する。
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(6)拡底バケット取付・・・掘削バケットから拡底バケットに交換。
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(7)拡底部掘削・・・拡底部を掘削する。
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(8)1次孔底処理・・・孔壁ないに浮遊しているスライムを除去し、ポンプにより安定液を入れ替える。
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(9)孔壁測定・・・孔壁が設計通り施工されているか超音波で測定する。
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(10)鉄筋組立て・・・鉄筋カゴを組立てる。
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(11)鉄筋建込み・・・組立てられた鉄筋カゴを孔壁の中にセットする。
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(12)鋼管確認・・・搬入した鋼管を確認する。
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(13)鋼管建込み・・・杭頭部は補強のため鋼管を取り付ける。
(14)トレミー挿入・・・コンクリートを打設するためトレミー管を建込む。
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(15)2次孔底処理・・・トレミー管にポンプをセットして、底に溜まったスライムを除去する。
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(16)コンクリート打設・・・トレミー管にプランジャーをセットしてコンクリートを流し込む。
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(17)ケーシング引抜き・・・コンクリート打設後、表層ケーシングを引抜き上部を鉄板等で塞ぐ。
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(18)埋戻し・・・打設から数日置いて、杭穴を土で埋め戻す。
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(19)山留工事・・・地下を掘ったときに地盤の崩壊、および、周辺地盤の沈下障害などを防止するために構築する。
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(20)現場に応じて方法が違う
●親杭横矢板・・・H鋼などの親杭をを適切な間隔で地中に埋め込み、掘削しながら横矢板を親杭間に差し込んで山留壁を造る。
●親杭横矢板・・・H鋼などの親杭をを適切な間隔で地中に埋め込み、掘削しながら横矢板を親杭間に差し込んで山留壁を造る。
●シートパイル・・・鋼板の矢板の継手をしっかりかみ合わせながら、連続的に地中に埋め込み山留壁を造る。
●SMW・・・アースオーガーで掘削した土とセメントを混合したソイルセメントの柱の中に、H鋼などを挿入し、柱列状の山留壁を造る。
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(21)土工事・・・土工事は地盤の掘削や切り取り、埋め戻しなどの土に関する工事。
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(22)オープンカット工法・・・所要の根切深さに対して、地山が安定する勾配を有する法面を形成しながら根切をする方法。
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(23)排水・・・土工事中は、工事の支障となる地下水や外部からの流水などが発生するので排水をする。
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(24)杭頭処理・・・掘削して出てきた杭の上部で不純物を含んだ不良なコンクリート余盛をプレーカーなどでハツリ取る。
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(25)捨てコン・・・基礎、地中梁等の位置を出すために打設するコンクリート。
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(26)墨出し・・・基礎、柱、地中梁などの位置を出す。
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(27)杭頭筋溶接・・・杭上部の鋼管に補強用の鉄筋を溶接する。
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(28)基礎足場・・・基礎工事用に足場を組み立てる。
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(29)基礎配筋・・・基礎、地中梁、柱、耐圧盤などの配筋をする。
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(30)基礎型枠・・・基礎、地中梁、柱、耐圧盤などの型枠を組み立てる。
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(31)基礎コン・・・基礎、地中梁、柱、耐圧盤などにコンクリートを打設する。
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(32)基礎型枠・足場を解体・・・型枠・足場を解体し、材料を撤去。
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(33)埋め戻し・・・建物内部と外周の余堀部分に土を入れる。
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(34)1階床型枠・・・1階床の型枠を組み立て、住戸部分の床には断熱材を型枠の上に敷く。
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(35)1階床配筋・・・1階床の配筋を行う。
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(36)1階柱配筋・・・1階柱の配筋を行う。
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(37)型枠返し・・・段差部分や手摺部分の型枠を建て込む。
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(38)1階床コンクリート打設・・・地中梁上部とスラブのコンクリートを打設する。
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