
■マンションQ&A:新築マンションの事前申込と先着順の違い
マンションの事なら何でも知っているマンションくんが、お悩みの住人さんの問題をズバッと解決!
【Q】相談者
『新築マンション購入を検討しています。』
『いろいろモデルルームを見て回った中で2物件気に入ったマンションがありました。』
『その2物件をいろいろ比較していたのですが、販売センターでもらった資料によると購入する際、1つは事前申込、もう1つは先着順とありました。』
『新築マンションを購入するのに、方法がいくつもあるのでしょうか?』
【A】マンションくん
『新築マンションを建設して販売するのに、総戸数や専有面積、間取り、階数、方角、価格などは決まっています。』
『例えば、階高14階建て、総戸数50戸、専有面積50㎡~90㎡、間取り2LDK~4LDK、方角全室ベランダ南向き、価格2500万円~4500万円だとします。』
『そなると総戸数50戸でも、いろいろなパターンの住戸になります。』
『このマンションを購入したいAさんとBさん、共に3000万円・70㎡・3LDKの503号室を気に入りました。』
『ですが503号室は当然2つとありません。』
『新築マンションの販売側は、AさんとBさんのどちらかに決めないといけません。』
『そこで公平さを保つためにAさんとBさんに503号室を事前申込してもらい、数日後に販売センターなどで抽選会を開いてAさんとBさんのどちらになるか決めます。』
『これが事前申込になります。』
『抽選の結果、503号室はAさんに決まった場合、Bさんは他の似た住戸に変更するか、このマンションを諦めるか、はたまた望みは薄いですがキャンセルを待つかになります。』
『これを読み解けば、事前申込をする新築マンションは人気がある物件と分かります。』
『次に先着順。』
『新築マンションの販売から幾日も過ぎてもう建物も完成間近な時期、Cさんが4000万円・90㎡・4LDKの1402号室を問い合わせると、まだ残っていた場合。』
『Cさんが販売センターに行って申込をし購入した場合、この1402号室が先着順になります。』
『販売している住戸を先に申し込んだ人が購入できるため、この後に1402号室を欲しいという人が現れても購入できる権利があるのはCさんです。』
『一般的に新築マンションは、販売を1期・2期などに分け、さらに1期1次・2次と細分化しているところもあります。』
『この期分けによって事前申込と先着順が混ざっている新築マンションの販売現場もあります。』
■マンション管理士事務所ループデザイン■
マンションに関するご相談はループデザインにお任せください。
メール相談は無料です。