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■ガス給湯器の交換

マンションにせよ、戸建てにせよ、壊れて二番目(一番はトレイ)に困るのがガス給湯器。

この給湯器。

突然動かなくなります。

しかも寒い冬場に故障する場合が多いです。

給湯器が故障したら、その日からお湯は出ないしお風呂も入れません。

近所に銭湯があればいいのですが、冬場に故障すると銭湯に行っても帰りに湯冷めして風邪を引いてしまいます。

給湯器の寿命は約15年です。

給湯器に製造年月日が掲載されているので、そこを見れば何年経っているか分かります。

次に給湯器の容量です。

これは16号や20号など給湯器の機能により号数が変わり、そのマンションに適した機能の号数を取り付けます。

どう違うのか。

機能と号数、一般的な価格帯(取付費込み)を比較してみました。

●給湯機能(お湯が出るだけの機能)、16号、10万円前後
●高温差湯機能(設定した温度の熱いお湯が出る機能)、16号・20号、15万円前後
●追焚機能(お湯を循環して設定した温度にする機能)、20号・24号、20万円前後
●追焚機能暖房付(床暖房や浴室暖房&乾燥機の機能)、24号、30万円前後(中にはガス業者指定で50万円前後するのもあります。)

ですから16号のマンションに20号を設置するとマンション全体のガス容量が変わってくるので基本は設置できません。

よく追焚機能を付けたいという質問がありますが、もともと追焚機能のないマンションに後付けはできません。

理由は、追焚機能はお湯(水)を給湯器で再度温め直すため戻す配管が1本多く設置しており、後でこの配管を増やす事は構造上の共用部分変更にあたるためできません。

また、床暖房や浴室暖房&乾燥機の付いているマンションでは、給湯器は最低でも30万円前後はしてきます。

築15年といえば、ようやく住宅ローンの元本が減り始める時です。

入居当時に赤ちゃんだった子供も今では中学生で、これから一番教育費にお金がかかる時です。

給湯器交換に30万円なんてお金を出す余裕はありません。

でっ、床暖房や浴室暖房&乾燥機を潰して16号の15万円前後にレベルダウンする事もあります。

でも、これあまりお薦めしません。

これからの15年間、その住戸を売却しないとも限りません。

そうすると売却活動のとき、仲介を依頼された不動産屋は何も知らずに物件資料に床暖房・浴室暖房&乾燥機付きなんて掲載する可能性もあります。

購入者が後から使えないとなるとややこしい話になります。

虚偽告知で損害賠償や契約白紙解約なんて事にもなりかねません。

次はオール電化マンションです。

オール電化マンションには給湯器はありません。

その代わりに冷蔵庫のように大きい電気温水器があります。

その中でお湯を作って貯めています。

この電気温水器も故障したら交換します。

価格は50万円前後です。

エコキュートなどにしていたらもっとするかもしれません。

こう見ると、やはり高機能は高コストだと分かります。

※画像はイメージであり本文とは関係ありません。

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