
■クリアランス(完成済)マンション
都心部などのタワーマンションが売れて売れて仕方がありません。
売れる理由は、ファンドやアジアなどの外国人投資家がまとめて購入したり、また、相続税などの節税対策で富裕層が資産の一つとして購入したりしています。
そもそもマンションとは何か?
マンションとは、住宅の事です。
住宅とは、家族などが生活をする場です。
生活をする場とは、そこで寝て起き、ゴハンを食べて、家族で楽しい会話をする所です。
目を閉じれば温かな家族の一家団欒の風景が目に浮かびます。
しかし、先の購入層を考えると、まったく温かな家族が目に浮かびません。
では、温かな家族が住む実需と言われるマンションは造っていないのか。
いや、造っています。
では、そちら実需目的のマンションも同じよう飛ぶように売れているのか。
いや、あまり売れていません。
何故でしょう?
理由は様々あると思いますが、ひとつには少子高齢化で人の流動化が鈍っているのではないでしょうか。
結婚や子供の誕生など未来に向かう若年層が少なく、人生を引き算して老後を考える高齢層が増えている。
年金やら、介護やら、医療やらを考えなければならない高齢者、当然、積極的に家を購入しアクティブに動くとは考えにくい。
これら日本の実情から、せっかく造ったマンションも売れずに残ってしまいます。
これらをマンション業界では、クリアランス(完成済)マンションと呼びます。
実需のマンションが建築中に全住戸が売れる即日完売物件が出て、クリアランス(完成済)マンションが少なくならない限り、日本の経済力は空洞化していると言えるでしょう。
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