
■エレベーター後付けマンション
マンションの老朽化。
マンション業界で叫ばれている一番の問題です。
築40年近く経つマンションも増えてきています。
当然、40年も前にはエレベーターなど付いていないマンションも存在していました。
関東の多摩ニュータウンや関西の千里ニュータウンなどにある団地型のカステラのようなマンションです。
最近では建替えなども始まりましたが、ただ、居住者の高齢化に伴い反対意見の多いマンションでは建替えの話が進みません。
しかも足腰の弱った高齢者が階段で4階まで上がる事もたいへんです。
そんな対応策がエレベーター後付けマンションです。
階段の踊り場から張り出したようにエレベーターを設置します。
敷地的に余裕があれば比較的簡単に設置できます。
しかし、問題は設置した後です。
エレベーターを設置した事による月に1度程度のメンテナンスです。
しかも総戸数30戸程度に3基のエレベーターが設置されます。
メンテナンス費用も単純に3倍になります。
管理費も当然に値上げされます。
エレベーターが設置され便利にはなりますが、年金暮らしの高齢者には痛い支出になります。
いずれ建替えするときには、この設置したエレベーターも不要になります。
付け焼刃のような対応は、結局、無駄な対策につながります。
やはり、このようなマンションは建替えする方がいいかと思います。
※画像はイメージであり本文とは関係ありません。
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