ここはクロークがないので、近くの服屋さんにコートを預けて行ってきました。


熊川版はどの演目にしても、物語がとってもわかりやすい。

興味あるんだけど、バレエ観たことないし。と躊躇ってる人には是非観てもらいたいと思います。
チケット代は初めての人にはバカ高いかも知れませんが、熊川版バレエなら損はないと思います。(オススメは白鳥ですが)



超分かりやすく海賊だし、超分かりやすく嵐に遭って難破し、超分かりやすく助けてくれたメドーラとグルナーラを奴隷商人に奪われます。
そして、奴隷市場では隅っこで奴隷を買いに来た男の服を奪いメドーラを奪還します。
その後、助けた奴隷たちをめぐって仲間割れして、メドーラはビルバントの企みのせいで奴隷商人の手に渡ってしまうんですが…

↑服を奪うシーンやビルバント(海賊/幹部って感じ)がコンラッド(海賊の首領)を襲うシーンは熊川版ならではで、気を抜くと笑っちゃって困るのです。そういう細かい所の演技が面白いんです。



私の好みとしては、すっきりまとまり過ぎてる所が物足らない。
ちょっと説明不親切で、雰囲気と前後の流れで想像する、くらいがいい。
特に、海賊みたいにこんなにオイシイ設定のモノは妄想させてほしい!


海賊というだけでもワクワクするのに、首領コンラッドの右腕・アリは奴隷あがりですよ! 控えめに付き従って絶対服従。有能で首領の信頼も厚い。 他の海賊たちからは表面上はアリの地位を認めてはいるけど、陰で奴隷のクセにコンラッドの周りをウロチョロしやがってコノヤロウ位の扱いを受けてるのかもしれない。でもコンラッドを愛しちゃってるので、どれだけ睨まれても側を離れないし、絶対に裏切らない。アリにとっての神様はコンラッドしかありえないのよ……って妄想してると楽しくなるでしょ?



と言うわけで熊川アリは出しゃばりすぎないで!
出し惜しんで!
オイシイトコだけ劇的に!

熊川アリは、どっちかとゆーとコンラッドの方が似合いそうなんだけどな。「控え目」って言葉があんなに似合わないアリなんて…。人の上に立つことが当然の生き方をしてきたアリって感じ。

…失脚して奴隷にまで落ちた元王子!で、コンラッドに買われて今の地位まで登り詰めた。

そーね、そう思って見ればエラそうなのも許せるかも!



それから、熊川版海賊には、私の好きな音楽と躍りが入ってないのがとっても残念なのですしょぼん

コンラッドの海賊ダンス(笑)と奴隷市場での異国の躍りが大好きなのに~!奴隷たちの踊りが少ない!



ラストは、初めて熊川版見たときは泣きそうでしたが、こーゆーベタな感じは嫌いじゃないです。

コンラッドとアリ、メドーラとグルナーラの4人で船に乗って天下無敵のハッピーエンドに飽きちゃった人にオススメな熊川版「海賊」なのでした。




ところでメドーラはどこ行ったんだ?