異常高温の原因は偏西風 | toshiのブログ

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日頃、科学技術について調査していることや趣味でやっていることなどを紹介していきます。

今年の日本は、とても暑かった。

寒冷地のロシアも40℃近くまで気温が上がった。

地球は熱くなっているのだろうか?


ここに面白いデータがある。

2010年 日本猛暑ランキング


35℃以上の気温を記録した日を「猛暑日」というのだが、このリストを見ると、今年の沖縄(北緯26°近辺)には猛暑日がなかったようだ。

今年のマニラ(フィリピン)は涼しく、昨日は、昼間でも気温が28℃しかなかったという。沖縄よりも南(北緯15°)あるのになぜこのようなことが起こるのだろう?


ニュースを見ると「エルニーニョが引き起こす偏西風の蛇行」が原因なのだそうだ。

異常高温の原因(毎日新聞)


エルニーニョがなぜ起こるのかというと、東北大の地球物理の専門家に聞いてみたところ、ペルー沖にある海底火山(100kmにわたり広範囲に分布)の活動が水温を上げ、海流を変えてしまうのだそうだ。


ということは、今年の猛暑は、一時的なものであって、いわゆる地球温暖化によるものではないのだろう。

次の冬までにエルニーニョの影響が消えてしまえば、ものすごく寒くなる可能性がある。


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