今年の日本は、とても暑かった。
寒冷地のロシアも40℃近くまで気温が上がった。
地球は熱くなっているのだろうか?
ここに面白いデータがある。
35℃以上の気温を記録した日を「猛暑日」というのだが、このリストを見ると、今年の沖縄(北緯26°近辺)には猛暑日がなかったようだ。
今年のマニラ(フィリピン)は涼しく、昨日は、昼間でも気温が28℃しかなかったという。沖縄よりも南(北緯15°)あるのになぜこのようなことが起こるのだろう?
ニュースを見ると「エルニーニョが引き起こす偏西風の蛇行」が原因なのだそうだ。
エルニーニョがなぜ起こるのかというと、東北大の地球物理の専門家に聞いてみたところ、ペルー沖にある海底火山(100kmにわたり広範囲に分布)の活動が水温を上げ、海流を変えてしまうのだそうだ。
ということは、今年の猛暑は、一時的なものであって、いわゆる地球温暖化によるものではないのだろう。
次の冬までにエルニーニョの影響が消えてしまえば、ものすごく寒くなる可能性がある。