さて皆さん、幕間のゲストによる歌合戦も終わり、いよいよこの第四回大会も、ラストの三回戦に突入します。
『リリカルなのは』『神無月の巫女』『ガンダムSEED』の三チーム、それぞれのトリを飾る最後の対戦、見逃せないではありませんか…

それでは、カラオケ大戦、レディー・ゴー!



リリカルなのは×神無月の巫女×ガンダムSEED

カラオケ大戦マニアックス



(OwO)『ディはディは、いよいよラスト三回戦の開始なのディスウェーイ!』

シン「だから自重しろって言っているだろう!?いつの間にか当然のように司会に加わりやがって!」
ソウマ「あ~…そろそろいいか?『神無月の巫女』チームのトリを務めるのは…」

ガバアッ!

ユーノ「わわわわわっ!?」

突如、音も無くステージ上に現れ、ユーノに覆い被さる謎の影。
…その正体は…

千歌音「ハァハァ…一か月ぶりのユーノ分補充~…」
ユーノ「ね、姉さん…ちょ、やめっ…」

そう、このブログにおけるヒロインでありながら、先月の更新分で一度も出番の無かった、姫宮千歌音その人であった。

ソウマ「おーい、次、君が歌う番…」
千歌音「煩いわね!こっちは丸々一か月出番無しで、深刻なユーノ分不足なのよ!!」
ソウマ「また訳の分からん事を…」
シン「…歌わないなら、このまま失格にしてもいいんだぞ?確かこの後歌うのは…」
千歌音「!?…十一番、姫宮千歌音。曲はMODE『WILD SIDE』」

シンの言葉に、ハッと何かを思い出した千歌音はユーノから離れ、何事も無かったかのようにステージ中央に立つ。



 眩い光 踊るよlonely cool sunlight in my heart
 吹き抜ける風 時間<とき>をさらう bring off my side memory
 いつものroute オンラインの朝 慣れたrouge color
 “自由なの?” 頷くけど 鏡の視線 flat & blue



シン「映画『人造人間ハカイダー』の主題歌だ。何度でも言うがミカエルはキカイダーじゃない!少なくとも、俺は認めない!!」
(OwO)『シンさん、中の人が出てるディスよ!』
シン「…フォーゼの映画を叩いているキョーダインファンの気持ちが少し分かるぜ…」
ソウマ「アルティメイタムのアクマイザーは良かったんだけどな。正義に目覚めなかった場合のIFって感じで」

ちなみに作者は、シン役の鈴村健一さんが映画ハカイダーの事をどう思っているか全く知りません。
念の為。

ユーノ「でも、この歌…ハカイダーの内容と全然合ってませんよね…」
ソウマ「ああ…寧ろ、今歌ってる姫宮本人の方が合ってるような気がしないでもない…」
(OwO)『前年までのZO先輩とJ先輩はそうディもなかったんディスけどねー…』



 躓いて 傷ついて分かる 信じられる涙が
 守りたい 澄んだ瞳だけは もう迷わないで

 WILD SIDE 今飛び出そう 優しい明日捨てても
 本当の愛を 見つける為に
 STRAY LIGHT 未来に煙る 銀色の虹を越えて
 その想い強く 胸に抱いて



 WILD SIDE
 STRAY LIGHT
 WILD SIDE
 STRAY LIGHT



 ときめきが 何処から来るのか 輝き何処にあるのか
 知りたくて 振り向いたin girl's days 何か失った?

 WILD SIDE 今飛び出そう ストーリー仕立ての現実<ドラマ>から
 素敵な私を 見つける為に
 STRAY LIGHT 壊れた夢の 横たわる海を越えて
 その想い強く 胸に抱いて



 WILD SIDE
 STRAY LIGHT
 WILD SIDE
 STRAY LIGHT
 WILD SIDE...



ソウマ「姫宮、お疲れ…」
千歌音「嗚呼、一か月ぶりのユーノのにほひ~…」
ユーノ「だから、姉さんっ…やらっ…らめぇ…」

歌い終わるや否や、再びユーノを押し倒さんばかりの勢いで抱き締めてスーハークンカクンカし出す千歌音に、言葉を失うソウマ。

シン「………今の内に、書初め発表しとくか」
ソウマ「書初め、って…もう二月だぞ?今日、節分の日だぞ…?」

更新遅くてマジすいません。
旧正月には間に合わせますんで…



『今年もユーノと(以下、見せられないよ!) 姫宮千歌音』



ほとんど自主規制用のモザイクで埋め尽くされた、恐らく卑猥な単語の羅列となっているのであろうと思しき書初めが、ステージ真上の大スクリーンに映し出された。

ソウマ「………おかしい…ここまで姫宮が好き勝手やってるのに、姫子が一度もツッコミに来ないなんて…」
姫子「………ごめんなさい、ソウマ君…」
ソウマ「姫子…まさか…!?」
姫子「私っ…私、千歌音ちゃんと「『J親父』さんから送られてきた姫始めセット分けてもらう代わりに、このカラオケ大会の期間中はツッコミ入れない」って取引しちゃったの…!」
ソウマ「またそのパターンかよ!?いや、お陰で俺も年明け燃えたけど!燃え尽きたけど!!」
シン「…ルナ?」
ルナ「うん、私も分けてもらった♪」

最早すっかり肉食系と化しているヒロイン達だった…

(OwO)『えー、ユーノさんが千歌音さんにアヒンアヒン言わされているのディ、代わってオディがアナウンスするディスよ!続いて『リリカルなのは』のトリを務めるのは、皆様ご存じ、主役の…』
なのは「十二番、高町なのは!曲はINFIX『WINNERS FOREVER~勝利者よ~』!!」



 天空<そら>を突き刺す 青い稲妻
 大地を染めてく 欲望の影
 再び悪夢が 世界を包む時
 “SOS”を 叫ぶ声が聞こえる…



ソウマ「『機動戦士V<ヴィクトリー>ガンダム』の1stEDだな。元々は映画『仮面ライダーZO』の主題歌『Riders Forever』として用意されてたのが、諸事情で没になったんだ。その後、富野御大の目に止まって、タイトルと歌詞の一部を変更してこの歌になった」
シン「替わってZOの主題歌になったのは、同じINFIXの『愛が止まらない』。第一回大会の時に、創起さんがコメントで「なのはが歌えば良かった曲」のチョイスに挙げていたな」



 愛という名の 理想掲げて
 立ち向かえ! 平和の 願い込めて!!

 WINNERS FOREVER やがて生まれ来る
 生命<いのち>の為に 人は
 WINNERS FOREVER 戦い続ける
 孤独なまでに ひとり…



(OwO)『こりは明らかに、「愛と“ユーなの”理想掲げて」の部分が歌いたかっただけディスね!』
なのは「最初はウィザードのOPにしようかと思ったけど、そっちは「不安と“ユーなの”影」で縁起悪いから、こっちにしたよ!」
シン「威張って言う事かよ…」
ソウマ「さてと、なのはの書初めは…」



『今年こそはユーなの大勝利の年にするの! 高町なのは』



シン「無理だろ」
ソウマ「無理だよな」
(OwO)『無理ディスね』
なのは「3人とも…少し、頭冷やそうか…?」

メイオウモードでレイジングハートを起動するなのは。
いつものパターンかと思いきや…

シン「俺達に八つ当たりする前に、あれを見ろ…」

シンが指差したその先に、なのはが見たものは!

ユーノ「はふん…姉さぁん…」
千歌音「うふふ…ユーノったら、幾つになっても甘えん坊さんね♪」

千歌音の最強の武器、母性の象徴である二つの豊かな膨らみによる、所謂ぱふぱふ攻撃によって陥落し、司会の仕事も忘れて姉に甘えるユーノの姿だった…

なのは「ユーノ君を殺して私も死ぬのー!」
シン「やべ、逆効果だった…」
ソウマ「姫宮!マジでヤバいぞ!?」
千歌音「なのはさん、死にたいなら貴女一人で死になさい…私が手伝ってあげるから…!」

ブラスター3を発動させるなのはに対して、赤ミカヅチを呼び出そうとする千歌音。
ステージ上はまさに一触即発。
…その時だった。

ラクス「争いはいけません!」

ステージ上に、天使が降臨した。
(但し、ウルトラマンガイアのゾグ第1形態)

ラクス「…酷い言われようですわ…」
千歌音「貴女はそれぐらい言われても仕方ないものが…」
なのは「やってる事はほとんど初代メフィラス星人だし…」
ラクス「それでも、私は負けません!私の歌が、全ての世界に平和をもたらすと信じて!!」
シン「本当に歌うだけなら何も問題は無いんだけどな…」
ラクス「そこは流石に反省していますわ。ALIVEの私ほど外道ではありませんし…」
ソウマ「まあ、あれはタクム・ノノハラさんも「ラクスじゃなくてラクボロです」って言っていたしな」
(OwO)『そりディは、改心した綺麗なラクスさんに三回戦のトリを務めてもらうディス!』
ラクス「十三番、ラクス・クライン。曲はMISAさん『OVER THE TIMES~時<いま>を越えて』」



 目の前の 扉の向こうに
 夢の青空 きっと続いてる

 怯えないでね もう一人じゃない
 貴方だけの未来 見守るから



(OwO)『『超光戦士シャンゼリオン』のOPディスね。プロデューサーが白倉伸一郎さん、脚本が井上敏樹さんという、平成ライダーシリーズではおなじみのコンビだったのディス』
ソウマ「平成ライダーの基礎とも言われてる作品だな。この頃は、白倉さんもマトモなもの作ってたんだ…」
シン「それまでの不真面目な展開が、最終回で人類が滅亡寸前の状態で戦い続けている、性格が180度真逆の真面目な主人公が見ていた夢だったって明かされるオチは今でも語り草だな」
なのは「そのオチが許されるなら、StS以降の展開も夢だった事にして欲しいの!」
千歌音「どうせ仕切り直しても、INNOCENTみたいになるんじゃ同じ事でしょう?」
なのは「うっ…げ、原作はノーマルだったの!」
千歌音「でも、その時のお相手はクロノ君なのよねぇ…姫子の前身のお相手は、大神君の前身だったのに…」
なのは「…もう全身が罅割れてファントムが出てきそうなの…」



 MY FRIEND 輝け勇気を 心と瞳に散りばめ
 駆け抜けてく貴方の 光を信じたい



 MY FRIEND 輝け誰より きらめく貴方の素顔で
 夢掴んで欲しくて 向かい風の中も
 OVER THE TIMES 時<いま>を越えて



 OVER THE TIMES 時を越えて



シン「…で、何でシャンゼリオンだったんだ?」
ラクス「第2話のタイトルが『ノーテンキラキラ』だったので、気に入ったのですわ」
シン「キラ、キラ…ね。また語呂合わせかよ…」
ソウマ「主人公の性格(ノーテンキ)とシャンゼリオンの外見(キラキラ)のどっちを前面に出したタイトルにするかで揉めてたのを、井上さんが強引に纏めちゃったんだっけ?」
(OwO)『ファイズ先輩の敵、オルフェノクもギリシャ神話のオルフェと旧約聖書のエノクのどっちから取るかで揉めてたのを鶴の一声で纏めてしまったそうディスし、その辺のセンスは流石ディスね~』
シン「ま、それはさておき、書初めを発表してもらおうか…」



『全ての人々に幸せを ラクス・クライン』



シン「………」
ラクス「…あくまで祈るだけ、歌うだけですわ?」
シン「頼むぜ…もう“二度と”余計な事するなよ…?」

悪意が無いのが一番タチが悪い、そんな思いを込めた顔芸で、ラクスを睨みつけるシンだった…

シン「それじゃ、いよいよ総合の結果発表…と、いきたいところだが…」
ソウマ「…どうした?」
(OwO)『ソウマさん、あれを見るディス…』

ブレイドがまるっとした手で指(?)さしたそこには…

ユーノ「姉さん…姉さーん…」
千歌音「いいのよユーノ、もっともっと私に甘えても…♪」

周りの状況など全く見えていない状態で姉に甘えまくるユーノと、そんな弟にご満悦な千歌音。

なのは「高町なのはは死んだの…私というファントムを生み出して…」

そしてステージの隅で膝を抱え、虚ろな表情でブツブツと現実逃避をしているなのはの姿だった…



つづく



次回、漸く完結です