このSSはタクム・ノノハラさんが野々原家長男名義でpixivに投稿された『忘年会に向けて犬神家の練習をしてたら宮様に見つかったユーノ君の図』から思いつきましたw
それは、年の瀬も押し迫ったとある夜の事。
千歌音はふと喉の渇きを覚え、キッチンで水を飲んで寝室に戻ろうとしていた。
その途中だった。
ゴトッ、ゴトゴトッ
バシャバシャ、バシャッ
洗濯場の方から、何やら物音と水音が聞こえてくる。
「…何かしら?」
一瞬、メイド長の乙羽が洗濯をしているのかという考えが浮かんだが、幾ら彼女が仕事熱心とは言え、皆が寝静まっているこんな深夜に洗濯を始めるわけがないと思い直す。
そうなると、次に考え付くのは…
「…誰かが、見られたくないものを洗っている…?」
ドジっ娘メイドの大失敗、ヤンデレメイドが痴情の縺れから刃傷沙汰の返り血など、様々な考えが浮かんでは打ち消され、最後に浮かんだのは、彼女の最愛の弟の顔だった。
「ま、まさかっ…ユーノがMU☆SE☆I!?『恋する弟はせつなくてお姉ちゃんを想うとすぐHな夢見てパンツの中が大変な事になっちゃうの』というアレ!?」
今にもムッハーとか言い出しそうな勢いで、如何わしい妄想がフルスロットル状態になる千歌音。
「もう、ユーノったらイケナイ子なんだから…そんなになっちゃうぐらい私の事を想ってくれているのなら、隠さず言ってくれれば、今すぐにでも受け止めてあげるのに…主に子宮で!」
情けも容赦も無いツッコミを入れてくる姫子が居ないのをいい事に、うへへへへ~と怪し過ぎる笑顔を満面に浮かべた千歌音は、躊躇なく現場に踏み込む事にした。
「こらっ!こんな真夜中にコソコソと何をしているの?」
千歌音の(自分に果てしなく都合のいい)妄想では、この後、
『ね、姉さん!?』
『ユーノ…どうして、ズボンとパンツなんか洗っているのかしら?』
『うぅ…ごめんなさい…僕、姉さんの夢見て…とっても、いやらしい夢…それで…』
『それ以上は言わなくていいわ…そう、姉さんの事、そんなに想ってくれていたのね…』
『僕、最低だ…弟なのに…姉さんに、こんな感情…』
『自分を責めないで、ユーノ…私、嬉しいのよ?ユーノが、そこまで私を想ってくれているなんて…』
『姉さん…こんな僕を、抱き締めてくれるの?』
『当然よ…私だって、ユーノの事を、同じように想っているわ。だから…ね?我慢なんてしないで…』
『姉さんっ…!』
『いいのよ、ユーノ…さぁ…』
…と、こんな感じで姉弟禁断の展開に突入する予定だった。
だが、現実に千歌音が目撃した光景は…
ゴトッ、ゴトゴトッ
バシャバシャ、バシャッ
「がばごぼげべごぼ…」
水を溜めた洗濯機から下半身(ちゃんと半ズボンを穿いています)を突き出してもがいている、ユーノの姿で。
「はぅあぁぁぁ~っ!?ユ―――ノ―――!?」
そして、半狂乱になった千歌音の絶叫が、深夜の姫宮邸に響き渡った…
「…忘年会の隠し芸?」
「うん…はやての発案で、みんな一人一つずつ何かやる事になって…」
絶叫を聞いて飛び起きたメイド達の助けも借りて、ユーノを洗濯機から引っ張り出した千歌音は、ずぶ濡れだったユーノの身体を拭いて着替えさせ、自分が漸く落ち着いたところで事情を聴く事にした。
「あの子、そういうのが好きそうよね…それは分かったけど、何の練習をしていたの?」
「犬神家だよ」
「犬神家?」
一瞬、ソウマの顔が浮かんだが、彼は大神で右上の点が足りなかったと脳裏から追い出す。
「…確かに、ミステリー映画では有名だし、よくネタにはされているけど…隠し芸でやる人はほとんど居ないわよ?」
「そうなの?…どんなのやったらいいか分からなくて、はやてに相談してみたら、「それやったら、バカ受け間違いなしのメジャーな芸を教えたる!」って…」
それを聞いた瞬間、千歌音ははやてに制裁を加える事を心に決めた。
「それ、はやてさんにからかわれたのよ、きっと…」
「そっか…はやてらしいって言えばらしいけど…くしゅんっ!」
ユーノがクシャミをした瞬間、千歌音ははやてに加える制裁を更に重くする事を決意した。
「風邪をひいては大変よ。今夜は暖かくして寝なさい。隠し芸は、姉さんも一緒に考えてあげるから」
「うん…ありがとう、姉さん」
翌朝、八神家は戦場と化していた。
「ヒィ…」
壁や床には大穴が空き、家財道具は吹き飛んで散乱して。
ヴィータ・シャマル・ザフィーラは、神無月本編におけるネココ・ミヤコ・ギロチのような格好で石化され、シグナムはツバサに対抗意識を燃やしたのか、屋根の上から飛び降り、両腕両脚が曲がってはいけない方向に曲がった状態で倒れている。
「………何でや。何で、こんな事に…」
まさか、軽いジョークで言ったのをユーノが本気にするとは思っていなかった。
しかもそれがこんな事態に繋がるなど、後に「敵は外から来る!」と予想しておいて、実際に敵が外から来たら何も備えをしていなくて「やられた!」と嘆息する無能指揮官となる予定の身には予測不可能であった。
ガラッ!
『…見・つ・け・た☆』
「ヒッ…!?」
隠れていた押し入れの戸が開けられ、中で震えているはやての目の前に、エクストリームなドーパントに変身した千歌音が、その土偶のような姿を現した…
それから数日間、姫宮邸のキッチンで神無月本編で石化したコロナのようなポーズをしたはやてに似た漬物石が目撃されたり、無限書庫の秘書室でヴィータ・シャマル・ザフィーラに似た石像が目撃されたり、八神家の庭で全身複雑骨折で瀕死の状態のシグナムらしき人物が目撃されたりしたが、関係者全員が黙秘を貫いた為、真相は年末年始の喧騒に掻き消されるのだった…
おまけ
「隠し芸は二人羽織にしましょう。これは昔からよくある伝統芸なのよ」
「へぇ、そうなんだ」
千歌音の提案で、二人羽織の練習をする事になったユーノ。
袖に手を通さないで羽織を着たユーノの後ろから、千歌音が羽織の中に入っていく。
「…姉さん?」
ところが、幾ら待っても羽織の袖から千歌音の手が出てこない。
ユーノが戸惑い、後ろの姉に声をかけた次の瞬間、
サワッ
「ひゃうっ!?」
…千歌音の細くしなやかな指が、ユーノの首筋をなぞる。
サワサワ、モゾモゾ、サワサワサワ…
敏感な箇所…俗に言う性感帯を刺激されたユーノが、思わず女の子のように声をあげたのが引鉄となったかのように、千歌音の指が、すべすべした掌が、ユーノの体中を這い回っていく。
「駄目っ…姉さん、そこっ…やらっ、らめぇぇぇ…」
繊細なタッチで、だが執拗に性感帯を攻め立てられ、早くも抵抗出来ないまま悶えるしかないユーノ。
ちなみに、千歌音はまだ首筋や背中や脇腹といった部位しか愛撫していなかったりする。
「何ばしよっとかきっさーん!!!」
スッパァーンッ!!!
「あべしっ!?」
昼食を集りに訪れた姫子が、何故か九州っぽい方言と共にハリセンで苛烈なツッコミを千歌音の後頭部に正確に叩き込んだ時、ユーノは既にビクンビクンしてなすがままの状態だったとか…
おわり
多分、これが今年最後の千歌ユーSSになると思われます
それは、年の瀬も押し迫ったとある夜の事。
千歌音はふと喉の渇きを覚え、キッチンで水を飲んで寝室に戻ろうとしていた。
その途中だった。
ゴトッ、ゴトゴトッ
バシャバシャ、バシャッ
洗濯場の方から、何やら物音と水音が聞こえてくる。
「…何かしら?」
一瞬、メイド長の乙羽が洗濯をしているのかという考えが浮かんだが、幾ら彼女が仕事熱心とは言え、皆が寝静まっているこんな深夜に洗濯を始めるわけがないと思い直す。
そうなると、次に考え付くのは…
「…誰かが、見られたくないものを洗っている…?」
ドジっ娘メイドの大失敗、ヤンデレメイドが痴情の縺れから刃傷沙汰の返り血など、様々な考えが浮かんでは打ち消され、最後に浮かんだのは、彼女の最愛の弟の顔だった。
「ま、まさかっ…ユーノがMU☆SE☆I!?『恋する弟はせつなくてお姉ちゃんを想うとすぐHな夢見てパンツの中が大変な事になっちゃうの』というアレ!?」
今にもムッハーとか言い出しそうな勢いで、如何わしい妄想がフルスロットル状態になる千歌音。
「もう、ユーノったらイケナイ子なんだから…そんなになっちゃうぐらい私の事を想ってくれているのなら、隠さず言ってくれれば、今すぐにでも受け止めてあげるのに…主に子宮で!」
情けも容赦も無いツッコミを入れてくる姫子が居ないのをいい事に、うへへへへ~と怪し過ぎる笑顔を満面に浮かべた千歌音は、躊躇なく現場に踏み込む事にした。
「こらっ!こんな真夜中にコソコソと何をしているの?」
千歌音の(自分に果てしなく都合のいい)妄想では、この後、
『ね、姉さん!?』
『ユーノ…どうして、ズボンとパンツなんか洗っているのかしら?』
『うぅ…ごめんなさい…僕、姉さんの夢見て…とっても、いやらしい夢…それで…』
『それ以上は言わなくていいわ…そう、姉さんの事、そんなに想ってくれていたのね…』
『僕、最低だ…弟なのに…姉さんに、こんな感情…』
『自分を責めないで、ユーノ…私、嬉しいのよ?ユーノが、そこまで私を想ってくれているなんて…』
『姉さん…こんな僕を、抱き締めてくれるの?』
『当然よ…私だって、ユーノの事を、同じように想っているわ。だから…ね?我慢なんてしないで…』
『姉さんっ…!』
『いいのよ、ユーノ…さぁ…』
…と、こんな感じで姉弟禁断の展開に突入する予定だった。
だが、現実に千歌音が目撃した光景は…
ゴトッ、ゴトゴトッ
バシャバシャ、バシャッ
「がばごぼげべごぼ…」
水を溜めた洗濯機から下半身(ちゃんと半ズボンを穿いています)を突き出してもがいている、ユーノの姿で。
「はぅあぁぁぁ~っ!?ユ―――ノ―――!?」
そして、半狂乱になった千歌音の絶叫が、深夜の姫宮邸に響き渡った…
「…忘年会の隠し芸?」
「うん…はやての発案で、みんな一人一つずつ何かやる事になって…」
絶叫を聞いて飛び起きたメイド達の助けも借りて、ユーノを洗濯機から引っ張り出した千歌音は、ずぶ濡れだったユーノの身体を拭いて着替えさせ、自分が漸く落ち着いたところで事情を聴く事にした。
「あの子、そういうのが好きそうよね…それは分かったけど、何の練習をしていたの?」
「犬神家だよ」
「犬神家?」
一瞬、ソウマの顔が浮かんだが、彼は大神で右上の点が足りなかったと脳裏から追い出す。
「…確かに、ミステリー映画では有名だし、よくネタにはされているけど…隠し芸でやる人はほとんど居ないわよ?」
「そうなの?…どんなのやったらいいか分からなくて、はやてに相談してみたら、「それやったら、バカ受け間違いなしのメジャーな芸を教えたる!」って…」
それを聞いた瞬間、千歌音ははやてに制裁を加える事を心に決めた。
「それ、はやてさんにからかわれたのよ、きっと…」
「そっか…はやてらしいって言えばらしいけど…くしゅんっ!」
ユーノがクシャミをした瞬間、千歌音ははやてに加える制裁を更に重くする事を決意した。
「風邪をひいては大変よ。今夜は暖かくして寝なさい。隠し芸は、姉さんも一緒に考えてあげるから」
「うん…ありがとう、姉さん」
翌朝、八神家は戦場と化していた。
「ヒィ…」
壁や床には大穴が空き、家財道具は吹き飛んで散乱して。
ヴィータ・シャマル・ザフィーラは、神無月本編におけるネココ・ミヤコ・ギロチのような格好で石化され、シグナムはツバサに対抗意識を燃やしたのか、屋根の上から飛び降り、両腕両脚が曲がってはいけない方向に曲がった状態で倒れている。
「………何でや。何で、こんな事に…」
まさか、軽いジョークで言ったのをユーノが本気にするとは思っていなかった。
しかもそれがこんな事態に繋がるなど、後に「敵は外から来る!」と予想しておいて、実際に敵が外から来たら何も備えをしていなくて「やられた!」と嘆息する無能指揮官となる予定の身には予測不可能であった。
ガラッ!
『…見・つ・け・た☆』
「ヒッ…!?」
隠れていた押し入れの戸が開けられ、中で震えているはやての目の前に、エクストリームなドーパントに変身した千歌音が、その土偶のような姿を現した…
それから数日間、姫宮邸のキッチンで神無月本編で石化したコロナのようなポーズをしたはやてに似た漬物石が目撃されたり、無限書庫の秘書室でヴィータ・シャマル・ザフィーラに似た石像が目撃されたり、八神家の庭で全身複雑骨折で瀕死の状態のシグナムらしき人物が目撃されたりしたが、関係者全員が黙秘を貫いた為、真相は年末年始の喧騒に掻き消されるのだった…
おまけ
「隠し芸は二人羽織にしましょう。これは昔からよくある伝統芸なのよ」
「へぇ、そうなんだ」
千歌音の提案で、二人羽織の練習をする事になったユーノ。
袖に手を通さないで羽織を着たユーノの後ろから、千歌音が羽織の中に入っていく。
「…姉さん?」
ところが、幾ら待っても羽織の袖から千歌音の手が出てこない。
ユーノが戸惑い、後ろの姉に声をかけた次の瞬間、
サワッ
「ひゃうっ!?」
…千歌音の細くしなやかな指が、ユーノの首筋をなぞる。
サワサワ、モゾモゾ、サワサワサワ…
敏感な箇所…俗に言う性感帯を刺激されたユーノが、思わず女の子のように声をあげたのが引鉄となったかのように、千歌音の指が、すべすべした掌が、ユーノの体中を這い回っていく。
「駄目っ…姉さん、そこっ…やらっ、らめぇぇぇ…」
繊細なタッチで、だが執拗に性感帯を攻め立てられ、早くも抵抗出来ないまま悶えるしかないユーノ。
ちなみに、千歌音はまだ首筋や背中や脇腹といった部位しか愛撫していなかったりする。
「何ばしよっとかきっさーん!!!」
スッパァーンッ!!!
「あべしっ!?」
昼食を集りに訪れた姫子が、何故か九州っぽい方言と共にハリセンで苛烈なツッコミを千歌音の後頭部に正確に叩き込んだ時、ユーノは既にビクンビクンしてなすがままの状態だったとか…
おわり
多分、これが今年最後の千歌ユーSSになると思われます