前回までのあらすじ

まだまだ続くよ第三回カラオケ大会。
『リリカルなのは』からなのは、『ガンダムSEED』からキラ&オマケのヅラと、ドグサレもとい主人公達がステージに上がる。
なのはの『アンバランス』はトップの千歌音と並ぶ高得点を叩き出すも、キラヅラの『白い雲のように』は2人のキャラに合っていないという理由で、このシリーズ初の30点台を出すという低評価。

短冊に託したなのはの『ユーなの復活』という願いも難しい今、主人公達に復権の道はあるのか無いのか…

ユーノ「もう、言いたい放題だね」



七夕&『まいど、ループ屋です』一周年記念



リリカルなのは×神無月の巫女×ガンダムSEED

カラオケ大戦ギガミックス



前回から揉めていたステージ上での争いもどうにか収拾し、カラオケ大会が再開される。

はやて「さぁ、ここで『リリカルなのは』から切り札の登場やー!」
フェイト「五番、フェイト・T・ハラオウン。曲は相川七瀬さん『夢見る少女じゃいられない』」



 午前0時の交差点 微熱混じりの憂鬱
 何だか 擦れ違う 恋心
 夜の扉<ドア>すり抜けて 明日に辿り着きたい
 約束なんか 欲しい わけじゃない



はやて「『仮面ライダー剣<ブレイド>』の1stOPや『魔弾戦記リュウケンドー』の1stEDも歌ってた相川七瀬さんのデビュー曲やね。またビジュアル的に似た二作品と関わってたんやな~」

(OwO)『内容は平成ライダーと広井王子さん原作の正統派ヒーローで正反対なんディスけどね!』

はやて「…シン君。今、時空の狭間から、何かが…!?」
シン「俺には何も見えなかった…この歌自体はフジテレビ系ドラマ『Vの炎』のEDテーマとイギリスのレーシングチーム『Super Nova Racing』のCMソングに起用され、翌年の紅白に初出場の際にも歌われている」



 きっと誰かが 何時か この世界を
 変えてくれる そんな気で居たの
 もう自分の涙になんか酔わない
 ウィンドウ開けて 街中にBang! Bang! Bang! Bang!

 もっと心まで抱き締めて No No 愛が届かない
 本気な嘘に溺れたい No No それじゃ踊れない

 鏡の中 今も 見つめてる
 解ってる 何時までも
 夢見る少女じゃいられない



はやて「………何や、耳が痛いなぁ…」
シン「前々回と同様、公式の現状に対する変身願望みたいなものが込められているのかもな」



 もっと激しい夜に抱かれたい No No それじゃ届かない
 素敵な嘘に溺れたい No No それじゃ物足りない

 もっと心まで抱き締めて No No 愛が届かない
 本気な嘘に溺れたい No No それじゃ踊れない

 鏡の中 今も 震えてる
 あの日の 私が居る
 夢見る少女じゃいられない



はやて「はい、フェイトちゃんお疲れ~!ちょっとギクッとさせられたりもしたけど、やっぱ歌はフェイトちゃんやね」
フェイト「ありがとう、はやて」
シン「歌唱力だけなら、今回も優勝してもおかしくないが…」
フェイト「おかしくないけど…何?」
シン「いや、何でもない」
はやて「おかしなシン君やなぁ…ほな、フェイトちゃんの短冊の発表~☆」



『変わりたい フェイト・T・ハラオウン』



フェイト「…ガチレズ扱いとか、露出狂疑惑とか…その他諸々…」
はやて「重い…重苦し過ぎる…」
シン「暗くなっているところ悪いが…採点結果が出たぞ。50点だ」
フェイト「えっ…?」
はやて「何でや!?フェイトちゃん、上手かったやん!?」
シン「確かに上手かった。只、彼女のキャラに合っているかと言うと…」
はやて「あ~…」
フェイト「………」
シン「夢見る少女じゃいられないどころか脳内お花畑過ぎて、エリオやキャロの保護者とかヴィヴィオのママを気取っているのがおこがましいってレベルだからな…」
フェイト「わ―――ん!!!」

そしてフェイトは泣きながらステージを下りていった…

はやて「アカンよシン君。フェイトちゃんはメンタル豆腐なんやから、あんま追い詰めるような言い方したら…」
シン「悪い。面の皮が分厚いはやてや、心臓に毛の生えたなのはと同じように扱ってしまった」
はやて「どういう意味や!?」
なのは「どういう意味なの!?」
千歌音「言葉通りよ」
シン「それはともかく…いよいよ最後だ。トリはこのブログの主人公に飾ってもらおう」
ユーノ「六番、ユーノ・スクライア。曲は川村かおりさん『神様が降りて来る夜』」



 Hey 神様 いつでも一番高い場所から
 神様 君は僕らを見下ろしている
 退屈じゃないのかって 心配になるのさ
 他人の 毎日ばかりを 見ている毎日

 Hey 神様 椅子取りゲームを繰り返したり
 時々は 椅子から転げて頭打ったり
 弱いから滑稽だから 人間っていいのさ
 天国に 戦争は きっと無いだろうけど



シン「バラエティ番組『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』内のコントドラマ『十二単に着替えたら』のOP主題歌だ」
はやて「またまたお笑い系かぁ…まぁ、歌は真面目なんやけど…」



 僕は君になれっこない 今夜
 君も地上に来てみないか



その頃、月では。

ムラクモ「デートに誘われた!?」
オロチ「お前じゃねえ座ってろ」



 神様が降りて来る夜 今日は
 ベッドの傍の窓を 全部 開けよう



 太っちょか 痩せっぽちか教えてよ
 用意しておくよ Tシャツとブラックジーン



ムラクモ「私のスリーサイズは…」
オロチ「だからお前じゃねーって!」



 神様が降りて来る夜 今日は
 ベランダで望遠鏡を 覗こう
 神様が降りて来る夜 今日は
 部屋中の窓を全部 開けよう



はやて「色んな意味で、一番『神様』に振り回されてるのに、そんな神様の心配までする、ユーノ君らしい選曲やったね」
千歌音「そこがユーノの素敵なところよ!」
なのは「ユーノ君はとっても優しいの!」
シン「こういう時は息が合うんだな…で、そんなユーノの短冊は…」



『いつまでも姉さんと姉弟仲良く暮らせますように ユーノ・スクライア』



千歌音「ユーノ…」
ユーノ「姉さん…」

ステージ上で熱く見つめ合う姉弟。
周りに人が居なかったら、抱擁からキスぐらいまではいきそうな雰囲気だ。

なのは「…ユーノ君の馬鹿ユーノ君の馬鹿ゆーのくんのばかー…」

そしてステージの隅に座り込んでしこたま落ち込むなのは。

はやて「アカン、なのはちゃんが壊れた…」
シン「ま、暴れられるよりはマシか」
はやて「今回のシン君ホンマ冷たいな…っと、採点結果は…何と、初の100点や!」
シン「決まりだな。優勝は、ユーノ・スクライア!」

盛大なファンファーレと共に紙吹雪が舞い、会場内の全員から惜しみない拍手が贈られる。

ユーノ「みんな、ありがとう」
千歌音「流石、私のユーノね!」
ユーノ「わわわっ!?…姉さん、みんな見てる!見てるから!!」

堪え切れなくなった千歌音に抱き締められ、赤面して慌てるユーノ。

ソウマ「…ツッコミは?」
姫子「んー…今回は、まだ許容範囲かな」
ソウマ「そっか」

そんな姉弟の様子を、苦笑気味に見守る姫子とソウマ。

はやて「いやー…こんなマトモに終わったカラオケ大会って初めてやない?」
シン「それだけ今までの大会がグダグダだったという事だな…」

感無量といった感じで涙ぐむはやてに、終始冷めた様子のシン。

かくして、カラオケ大会は大盛況の内に幕を閉じるのだった。

…キラヅラなのフェイといった主役組の心に傷を残したまま…



おわり



ギリギリ間に合ったー!( ̄▽ ̄)=3