七夕&『まいど、ループ屋です』一周年記念



リリカルなのは×神無月の巫女×ガンダムSEED

カラオケ大戦ギガミックス



はやて「というわけでございまして~、第三回カラオケ大会やー!」
シン「またやるのか…前々回、前回と碌な結果にならなかったのに…」
はやて「『三度目の正直』って言うやろ!司会は今回も私、八神はやてちゃんやで~☆」
シン「『二度ある事は三度ある』とも言うぞ…何の因果か今回も副司会をやらされているシン・アスカだ」
はやて「毎回毎回暗いでシン君!もっとタクム・ノノハラさんとこの『魔法少年リリカルユーノALIVE』のシン君みたいにはっちゃけてみぃ!」
シン「断固拒否する。向こうの俺は向こうの俺、こっちの俺はこっちの俺だ」
はやて「むぅ、仕方あらへんなぁ…とにかく、今回は来<きた>る7月7日の七夕と、去る7月3日にこのブログが一周年を迎えたのを一度に祝う企画や」
シン「今回はアニメ・特撮関係の歌は一切禁止か…ループ屋、自分で自分の首を絞めるような真似を…」
はやて「まぁ、確実にジャンルとか年代が偏るの必死やろな…オッサンでオタクやし」

どやかましいわ。

シン「今回のルールも前回までと同じ。ま、今回はアニソン禁止だから、出演作品関係の歌は無いだろうけど」
はやて「それと今回、歌と歌ってるキャラのイメージが合ってるかどうか、も採点基準にするで」
シン「浅倉竜也さんとこでやっていた方式だな」
はやて「説明は以上や!ほな、ちゃっちゃと始めよか~」

開始宣言と共にイントロが流れ、ステージに上がったトップバッターは、今回黒いゴシック系の衣装に身を包んだこのお方。

千歌音「一番、姫宮千歌音。曲はポケットビスケッツ『Red Angel』」



 この星の ウィルスも少し 壊れ始めて
 無機質な 恋愛グラフも 上がり始める

 昨日から 時計の針さえ 逆に進んで
 吹くはずの ない色の風に ちょっとだけ焦る



はやて「ポケットビスケッツ、通称ポケビの3rdシングルやな。ポケビはバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』の企画で誕生したユニットや。ちなみに現在は解散してる」
シン「同番組のEDテーマにも使用され、ミリオンヒットを飛ばした。千歌音のゴシック系ドレスは、ボーカルの千秋の、この曲の時期の衣装に合わせたものか」



 泣くだけの 我侭は 何時でも出来る
 貴方には 届かない そんなフェイクじゃ

 赤い風が吹く街 何処までも駆けてゆけ
 貴方と一緒ならば 天使の羽根 きっと見つかる



はやて「…何か、迫力と言うか雰囲気に圧倒されてまうな…嵌まり過ぎやろ、千歌音さん…」
シン「天使の羽根とか、何処となく介錯作品のイメージともマッチしているような…ん?」
はやて「どしたん、シン君?」
シン「…バックでエレクトリックドラム演奏しているの、ギロチじゃないか…?」

シンの指摘通り、バックでエレクトリックドラムのパッドを叩いて演奏しているのは、何とギロチ。
そして、曲は間奏のピアノソロに入り…

ソウマ「って、ピアノ弾いてるのツバサ兄さんかよ!?」

客席でソウマが仰天した。

はやて「つまり、ツバサさんがウッチャンでギロチ君がウドか…」
シン「………ある意味、はまり役だな…」



 貴方を失くす以外 何も怖くないのよ
 砂の街抜け出して 天使の羽根 見つけてみせる



 赤い風が吹く街 何処までも駆けてゆけ
 2人の邪魔するもの 全て消して ゆくんだから

 何も怖く なんかないから



はやて「お~…これまた見事な神無月ポケビやね」
シン「俺は内村ツバサとウドギロチに度肝抜かれた…」
はやて「さてさて、今回は七夕記念も兼ねてるので、歌った人は採点の間に、七夕の笹に吊るす短冊を発表してもらうで~」
シン「公開処刑かよ」



『「絶対××××なんかに負けたりしない!」なユーノを××××××して、「××××には勝てなかったよ…」と、私の××××無しでは生きていけない××で××な×××××に××してしまいたい 姫宮千歌音』



ステージ真上の大スクリーンに映し出された、モザイクだらけの、明らかに卑猥な単語を羅列しているであろう短冊に、はやてとシンを含めた会場全体が沈黙に包まれる。
そんな中、一人だけ客席を立ち、ステージへと乗り込んだ勇者が居た。

姫子「千歌音ちゃん…性懲りも無く、こんな短冊で恥を晒して…絶対に、ゆ゛る゛さ゛ん゛!!!」
千歌音「ちょ、姫子…!?」

臨界点を超えた怒りを、てつを風に露にする姫子の両腕と両脚に、青い細身の装甲パーツがウェアライズされる。

姫子「私は怒りの巫女、R・X!スパロー姫子!!」
はやて「やりおったー!?」

某最新ガンダムの一世代目における最強形態を模したMS少女の如き姿となった姫子は、腰の後ろから短刀のようなブレードを抜き放つ。

姫子「シグルブレイド…!」
千歌音「姫子、落ち着いて…平和的に話をしましょう、ね?私達、親友じゃない…」
姫子「私の怒りは、今、爆発!アークインパルス!!」
千歌音「それガンダムAGEじゃなくてスピルバンじゃないの~っ!?」

ドッカーン!!!

指摘も虚しく、千歌音は姫子のシグルブレイドによる連続切りを受けて爆発した。
…まあ、ギャグだから、すぐにケロッとした顔で復活するだろう…

シン「あー…短冊はアレだが、採点結果は98点だ」
はやて「いきなり優勝ほぼ確定な高得点が出たな~…さぁ、これを超える猛者は居<お>るか!?」
ツバサ「ここに居るぞ!」

馬岱のような台詞と共に、ステージ上に残っていたツバサがマイクを手にする。
一方のギロチは、今や最強のツッコミ女帝と化した姫子の姿を目の当たりにし、ショックが隠し切れない様子。
ちなみに客席のソウマは、すっかり慣れた様子で苦笑いしていたりする。

ツバサ「俺達が元・月の巫女の伴奏の為だけにステージに上がったと思ったか?二番、元・オロチ衆一の首、ツバサ!」
ギロチ「同じく、元・三の首、ギロチ!曲はとんねるず」
ツバサ「『一番偉い人へ』!」



 (ツバサ)一番偉い人へ 俺達は
 今 何を するべきか?



はやて「お笑いコンビ、とんねるずの19thシングルやな。本人達のバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』のEDテーマにも使われとったんよ」
シン「お笑い繋がりか…ループ屋、早くも馬脚を現していないか?」

余計なお世話だ。



 (ギロチ)卒業する事で終わった 大人達を非難する事
 社会とは 窓ガラス 割らないルール

 (ツバサ)何時からか壁のこちらで 仕掛けられたマイクに怯え
 建前を 振り翳し 演じているよ



はやて「オロチ衆の皆さんがやった事って、窓ガラス割るレベルじゃなかったと思うんやけど」
シン「そういう自分はどうなんだ大六課」
はやて「…それ言わんといて…」



 (2人)真実は何時も 一つじゃ なかった
 嫌った行列 何時しか 並んで
 見たくはない 夢を見た 俺は死んでる

 一番長い夜に 俺達は
 今 何を 恐れるか?
 瞳を 閉じるたび クライシス
 一番長い夜に 俺達は
 今 何を 恐れるか?
 時代の 暗闇に
 きっと 置き去りの 何かに
 気付いてくれ



シン「オロチ衆自体、世の中に対する恨み辛みや絶望でオロチに選ばれたわけだし、世相に異議申し立てしているこの曲とマッチしていなくもないな」
はやて「現実の世相は20年近く経っても良くなるどころか悪化してるのが辛いとこやね」
シン「はやてが地上本部の司令になってからのミッドは、もっと早いスピードで治安その他諸々が悪化していないか?」
はやて「…シン君が苛める…」



 (ギロチ)一番偉い人へ 俺達は
 今 何を するべきか?
 (2人)心に もどかしい カタルシス
 一番偉い人へ 俺達は
 今 何を するべきか?
 何処かで 忘れてた
 もっと 大切な 何かを
 教えてくれ



はやて「やーやー、前回のソウマ君との兄弟で熱唱も良かったけど、今回のギロチ君との元・男性悪役タッグも中々やね~」
シン「立ち直り早いな!?」
ギロチ「悪役言うな」
はやて「ではではー、採点の間に、お2人の七夕の短冊を見せてもらおか~」
ギロチ「シカトかよ!?」



『世界征服 ツバサ』



『貧乳っ娘ハーレムでウッハウハ ギロチ』



シン「お前ら馬鹿だろ?」
ツバサ「間髪入れずに言ったな…悪いか?」
はやて「ま、らしい言うたららしいけどな~…」
ギロチ「いーだろ!?姫ちゃんがあんなんなっちまったんだし、これぐらい…っ!?」

と、その時、ギロチの背筋を、何か冷たいものが走った。
ギロチには、その悪寒に心当たりがあった。
恐る恐る後ろを振り向くと、

ミヤコ「ギロチ…貴方という子は…」
ネココ「お仕置きの時間だにゃーの!」

そこには、米神に青筋をヒクヒクと浮き上がらせたミヤコと、巨大注射器を抱えたネココの姿が…

ギロチ「ヒイイイィィィィィッ!?」



………その後、ギロチがどうなったかは誰も知らない…



はやて「えー、ちょっと放送事故があったけど、採点結果は95点な。千歌音さんにはちょっと及ばんかったね」
シン「放送事故で済ませるのか…」
ツバサ「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…」



つづく



七夕までに間に合うよう祈ってください(ヲイ