前回までのあらすじ

ループ屋が漸く『MOVIE大戦MEGA MAX』を見てきたのを記念して、はやてが前回スペリオルユーノにオチを持っていかれたリベンジも兼ねて第二回カラオケ大会を開催。
なのはがユーなのの語呂合わせで『魔法戦隊マジレンジャー』を熱唱すれば、千歌音はユーノと『Time judged all』をデュエット。
そして毎度のようにユーノ争奪戦へと雪崩れ込むのだった。

こいつは凄いぜェ!

ユーノ「メタルダーの予告とか、分かる人居るのかなあ…」



リリカルなのは×神無月の巫女×ガンダムSEED

カラオケ大戦メガミックス



前回、なのはと千歌音が一触即発の状態になっていたステージも、どうにか平穏を取り戻していた。

はやて「ほんま、大変やったわー…」
シン「危うく会場が戦場に変わるとこだったな…」
はやて「とてもブログを見てる皆さんにはお見せ出来へんね。放送事故ってやつや」
シン「会場が無事修理出来て良かった…」

難を逃れて安堵する司会と副司会。
何があったのかは気にしてはいけない。

はやて「ほな、気を取り直して、次いってみよかー!」

はやての仕切り直しの言葉を受けて、ステージに上がったのは意外な2人だった。

ルナ「三番、ルナマリア・ホークと!」
コロナ「コロナよ!」
ルナ「『リリカルユーノ アニメイテッド』でもほとんど接点の無かった私達!」
コロナ「何の因果かタッグを組んで歌うのはこの曲!」
2人「「Project DMM『Spirit』!!」」



 (2人)COSMOS!! 強くなれるIT'S ALRIGHT

 (ルナ)愛って何なんだ? 正義って何なんだ?
 力で勝つだけじゃ 何かが足りない
 (コロナ)時に拳を 時には花を
 戦いの場所は 心の中だ

 (2人)COSMOS!! 強くなれるIT'S ALRIGHT
 優しさから始まるPOWER それが勇者
 COSMOS!! どんな時も WANNA BE RIGHT
 自分にだけは決して負けない ウルトラの誓い



はやて「『ウルトラマンコスモス』のOP主題歌やね。主演俳優が逮捕されたりしたけど、子供には大人気で映画が三本も作られたんや。今度の映画『ウルトラマンサーガ』にも登場する…って、シン君、鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔してどしたん?」
シン「いや…まさかルナが歌うとは聞いていなかったから…」
はやて「旦那さんにも内緒にしとったんやね…なぁ、嫁さんに隠し事されたんやし、ここはシン君も私と大人の隠し事してみぃへん?」
シン「まだ諦めていなかったのか…何度言われても答えはNoだ」
はやて「もぉ、つれへんなぁ…」



 (2人)COSMOS!! 頑張るからIT'S ALRIGHT
 君に見える光のPOWER それが未来
 COSMOS!! 強くなれるIT'S ALRIGHT
 永遠に輝き続ける ウルトラの光



はやて「熱唱ぶりもなかなかのものやったけど、それ以上に本来3人で歌う歌を2人でパート分けした工夫を評価したいとこやね」
ルナ「どうだった、シン?」
シン「えっ?…よ、良かったんじゃないか?」
コロナ「何照れてんだか…」
はやて「コロナちゃん、自分がソウマ君にこれっぽっちも振り向いて貰えへん上に、ふたばの男女限定カップルスレぐらいにしか応援してくれる人も居らへんからって、余所のカップルを僻んだらアカンで~?」
コロナ「余計なお世話よ!アンタなんか男が寄り付かないぐらいヨゴレキャラになってるくせに!!」
はやて「誰がヨゴレやねん!これでもA'sの時は車椅子の薄幸美少女やったんやで!!」
コロナ「今はセクハラ上等の変態乳揉み女でしょうが!」
シン「だからややこしい喧嘩するなよ…それはそうと、何でこの2人なんだ?」
ルナ「それはね、私達が…」
姫子「ルナとコロナ、でコスモスのルナモードとコロナモードに合わせたんでしょ?」
コロナ「オチを言わないでよ!」

客席から口を挟んだ姫子にコロナが咆えた。

シン「さてと、採点結果は…86点か。工夫は良かったけど、やっぱり3人で歌うのを2人で歌ったのが響いたな」
はやて「何か80点台ばっかりやね。前回は失格も出たけど、90点台もあったのに…」
シン「本来男が歌う歌を女が歌っているからな。ユーノは男だけど、中の人が…」
はやて「じゃあ、ここで男の人が歌ったら高得点叩き出したりするんかな」
ツバサ「ならば、ここは俺達の出番だな!」

高らかに声を張り上げ、ステージに上がってきたのはツバサと…

姫子「あ、ソウマ君だ!」
はやて「思えば兄弟やのに一緒に出てくるのって何か珍しい気がするなー」
ソウマ「原典では敵同士だったからなあ…」
ツバサ「だがこのブログでは共に無限書庫を守る味方同士!俺達兄弟の熱い歌を聞けーッ!!」
シン「無駄に熱いと言うか、ハイテンションだなこの人…」

ステージ上で一人盛り上がるツバサはもう止まらない。
そして、客席では。

ミヤコ「嗚呼、流石ですツバサ様…」

うっとり見惚れるミヤコの横で、ギロチとネココが無言で呆れ返っている。

ソウマ「四番、大神ソウマと」
ツバサ「その兄、ツバサ!曲は伊達明(岩永洋昭さん)と」
ソウマ「後藤慎太郎(君嶋麻耶さん)」
2人「「『Reverse/Re:birth』!!」」



 (ツバサ)どうして心に従わない? 諦める理由無いはず
 (ソウマ)夢の方が俺を突き放して 消えてゆく…それを只見送った

 (2人)Don't look back
 (ツバサ)遅過ぎる事なんてない
 (ソウマ)投げたメダル表か裏
 (2人)Now change your life



シン「『仮面ライダーオーズ』の所謂2号ライダー、仮面ライダーバースのテーマソングだ」
はやて「後藤君の変身する2代目バースの初陣を飾った歌やね」
シン「初代バースの伊達さんは後にプロトタイプを装着して2人でダブルバースとして活躍したな」
はやて「でも、『MOVIE大戦MEGA MAX』であんな事になってしまうなんて…もう二度と、ダブルバースの勇姿は見られへんのやね…」
シン「嘘は言っていないけど…紛らわしい言い方するなよ…」



 (2人)悔しさReverse きっとRe:birth
 (ソウマ)今 思い切り
 (ツバサ)あぁ 大空に声をあげよう
 (2人)状況Reverse/Re:birth
 (ソウマ)もう一度夢の為
 (ツバサ)戦ってみせると
 (2人)ここに誓うよ



 Don't lose yourself 真ん中の自分らしさだけ
 (ツバサ)奪われぬよう
 (ソウマ)失くさぬよう
 (ツバサ)守り抜く
 (ソウマ)その為に
 (2人)Now change your life

 涙をReverse きっとRe:birth
 (ツバサ)今 目を開けて
 (ソウマ)あぁ 眩しさを感じたなら
 (2人)展開Reverse/Re:birth
 (ツバサ)一歩踏み出すのなら
 (ソウマ)新しい未来図が
 (2人)ここに

 It's the re:birth
 (ツバサ)一歩前へ
 (ソウマ)今 踏み出せ
 (2人)自分だけの伝説を 作り上げよう



はやて「いやいや、このまま兄弟ヒーローでやっていけそうなぐらい堂に入った熱唱やね。というわけで、客席の方の感想聞いてみよか~」
シン「何時の間に客席に…」

シンが呆れるのを余所に、はやては客席の面々にマイクを向けていく。
その面子は。

姫子「ソウマ君、カッコ良かったよ~♪」
フェイト「うん、素敵だった…」
コロナ「ま、まぁまぁ頑張った方なんじゃない?」
はやて「はい、素直・控え目・ツンデレと三者三様な感想でした~…そんなソウマ君に比べて、ツバサさんは応援団が一人しか居ないようですが、その辺どない思いますかミヤコさん?」
ミヤコ「ツバサ様の本当の魅力を分かっているのはこのミヤコだけ…只、それだけの事…」
ネココ「あれが『大人の余裕』にゃーの?」
ギロチ「只のツバサ馬鹿なだけだ。あほくせー」

大会終了後、ギロチがミヤコに折檻されたのは言うまでもない…

シン「採点結果は95点。ここに来て初めての90点台だ」
はやて「やっぱり男の人が歌ったからやろか?」
シン「だから何時の間に戻ってきたんだよ…」
はやて「細かい事は気にせんでえぇんよ!さ、キリキリ進めるで~!!」
シン「細かくねー…」

シンのぼやきは、会場の熱気と歓声に掻き消されてしまうのだった。



つづく



今月中にオチを付けられるかどうか…(ヲイ