子どもへの関わり方で思うこと。

少し前の話。

息子(6歳)がおもちゃを車に乗せていて、それを保育園の帰りに、お友達に見せたかったようで「見てー」と近くにいた同じクラスのお友達(少しヤンチャな子)に見せました。


すると、その子は手に取って「ちょっと貸してー」と、その場を離れました。


息子はおもちゃが自分の手から離れたことに焦って「返してー!」と食らいつくも、その子は返す様子はなく。。息子の様子を面白がってる感じ。



おもちゃを取り合いしてるところに、お友達のお母さんがやって来て仲裁に入って、返すように促してました。

その時、息子は車に戻ってきて小さな声で

「…もう、いいよ…」

と目には涙をいっぱい溜めて。


そこへ、お友達はおもちゃをポイっと投げるように返してくれました。


息子は静かに泣きながら涙を落としておもちゃを手にとりました。

紙で出来ていたおもちゃで少し破れてしまったところを悲しそうに眺めながら。







私はこの子ども達のやり取りの間、ずっと近くで見守ってました。


息子が本当に悲しそうにしているのを見るのは、とってもとっても心が締め付けられました。


でも、私が息子の代わりにお友達に返してと言って返してもらうことが息子の為になるのか。


これは息子の問題であって、親の私が入ることではないのかもしれない。と心が痛みつつも見守る事にしました。




私に出来ることは、その子ども達のやり取りのあとのフォローかな、と。


泣いている息子に寄り添い、「悲しかったね」「おもちゃを自慢したかったんだよね」「とられると思わなかったね」と普段から自分の思ってることを自分から言わない息子が、感じているであろう言葉を私が思いつく限り代弁して声をかけてあげました。



しばらくすると息子も落ち着き、そのまま帰宅しました。



お友達とも翌日からまたいつも通り遊んだようですニコニコ







息子がこの一件でどう感じたのかは分かりません。

これから私の手を離れていく中で、きっとたくさんの試練がおとずれるはず。
そんな時に自分の力で乗り越えていける力を持ってほしいと思います。もちろん、必要な時は助けを求めることをしてほしい。


なので、今回も息子が私に助けを求めたのなら仲裁に入ろうかとも考えましたが、息子はそうはしませんでした。

でも息子は外で自分の意志を出すことが苦手なところもあるようなので、そんな時でも助けを出していいんだと言うことを伝えていきたいと思います。






長文になっちゃいましたてへぺろ

我が家は、そんなわけで兄弟ゲンカの時も基本的には仲裁に入りません。(物で叩くなど危ない場面では仲裁に入ります)
それよりもケンカが落ち着いた後のフォローでそれぞれの気持ちに寄り添うことを大切にしていますクローバー



この場面でも壊したり壊されたりケンカ勃発(笑)