小さかった頃の私には
小さな小さな夢があって
それをポツリと
祖父に言ったことがあった。
それは
食卓で出される
魚の煮物の頭側を食べてみたい!
とっても小さな夢。
我が家では
実家でも、母方・父方の祖父母宅でも
魚の煮物は
半分に切って、頭と尾っぽ側になって
1匹の魚を2つにして食べる。
・・・すると
頭側は男性が食べる。
女の私は尻尾側を食べる。
焼き魚のときは
1匹を食べるから
頭側も食べられるけど
煮魚のときは尻尾側だけ。
ないものねだりもあって
ずーっと、頭側の煮魚が
食べてみたかった。
それをポツリと
母方のおじいちゃんに
言ったことがあった。
・・・すると
祖父は「あっちゃん、食べる?」
とニコニコと魚を差し出してくれた。
あのときは、すごく嬉しかったし
少食だった私は
たい焼きも半分こして
食べていたのだけど
祖父は必ず、頭の方を
私にくれて、優しい祖父が
大好きでした

・・・でした
というか、今でも大好きです
この前、祖父母宅に行ったときにも
魚の煮付けが出て
また、祖父が私に頭のついた方の
魚を差し出してくれて
80代になって
こんなにシワシワになって
背も小さくなっちゃったし
ワガママも言うようになったのに
優しさは変わらないなあっと
1人泣きそうになったのでした(笑)
歳をとって
年々、私への興味が
なくなっているように感じて
寂しさを感じていたけど
やっぱり、おじいちゃんだ〜
と嬉しかった
これからも
毎日を大切に
少しでも祖父母孝行できるように
したいと思います

