就活生に睡眠薬飲ませ性的暴行、元会社員に懲役25年判決

職活動の相談に乗ったり、マッチングアプリで知り合ったりした女性10人に睡眠薬入りの飲料を飲ませ性的暴行を加えたなどとして、準強制性交や準強制わいせつなどの罪に問われた元リクルート関連会社社員、丸田憲司朗被告(33)に東京地裁は4日、懲役25年(求刑懲役28年)の判決を言い渡した。


野村賢裁判長は「被害者らの尊厳を無視し、自らの性欲のはけ口として扱う非道な犯行」と述べた。判に判決ると、犯行は約3年半繰り返され、被告は自らのわいせつ行為などを撮影していた。野村裁判長は、10人は日々恐怖を感じ苦しみを打ち明けられずに過ごすなど、多大な精神的苦痛を受け、日常生活や社会生活に大きな支障が生じていると指摘した。

検察側は幼少期に母親から虐待を受けたことが犯行に影響したと主張した。野村裁判長は自らの生い立ちと無関係の女性が被害を受けており、酌むべき事情になり得ず、刑事責任は同種事案の中でも極めて重いとした。

判決によると、2017年4月〜20年10月、当時19〜30歳の女性らに飲食店や自宅などで睡眠薬入りの飲料を飲ませ、抵抗できない状態に陥らせ、ホテルや自宅でわいせつな行為をしたなどとしている。

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