メンタルボディコンサルト聖です
大腸癌
(下行結腸の入り口ある癌)
の切除の手術と入退院までの
11日間の備忘録
4月25日(日)
入院9日目
術後6目目
朝の回診 先生
「太田さ~ん おはよう
経過順調 明日管抜くね
ご飯が全粥になって
が出ていれば
3日後の水曜日に退院できます
もう少し居たければ
ゆっくりしていっていいよ」
「やったぁ~
先生 ありがとう」
一瞬だけど
“もう少し居たいな~”
とも思った
だって先生も看護師さんも
優しくて至れり尽くせりじゃん
愛に飢えているのか
本当に本当にホッとして心穏やか
傷の痛みもジッとしていれば全くなし
3作目の刺繍に取りかかる
窓の外もいい天気で
公園の木々が清々しい
時々鳥たちも遊びに来る
心穏やかに刺繍をする
院内のクラッシ音楽が
いつもより耳に入ってくる
(日曜日は院内もちょっと静か)
(手術室はジャズだった)
なんて優雅なの
クラッシック聞きながら刺繍なんて
このベットサイドテーブルに
珈琲とクッキーが
あれば尚よろし
早く珈琲のみたいな
さすがベテラン
ここが違う
と思ったこと
この管ね
左側肋骨下に通しているんだけど
左の胸の下にテープで固定してあって
テープで固定してあるけど
管が動くみたいで
管を挟む両サイドのテープの中で
水疱ができてた
自分では見れなかったけど
小指の先くらいの大きさが2つ
けっこう大きいよね
しかもテープの中で水疱って
水疱も頑張ったよね
よくテープの中で膨らんだよね
お陰様で皮膚が擦り切れずに済んだ
ありがとう 水疱さん
身体って本当に凄い
この水疱たぶん
3日前位からあったと思う
全く痛くはなく痒いの
看護師さん検温する度に
お腹も見て触って聴診器で
腸の動きを聞いてる
もちろんこの管や漏れ出る液も見てる
テープの下に水疱があるのも
検温しに来た看護師さん全員知ってる
全ての看護師さんが
目を近づけて
“どうしよう”って顔してる
「痛いですか」って聞くから
「全然痛くないよ痒いの」って答える
テープの下だからやりようがないって
感じで この管外す時
テープを剥がすと一緒に潰れるでしょう
それまでそのまま 待ちます・・・・・
私もそれでいいと思った
痒いだけなら我慢できるし不安もない
10:00過ぎにベテラン看護師さん
が検温&血圧を測りにきた
当然見る 水疱ちゃん
ベテラン看護師さんはこの日
始めて見た 水疱ちゃん
“どうしよかな・・・考え中” 数秒
「よし潰す」キッパリ
「ちょっと待っててね
ハリとガーゼ持ってくる」
やったぁ~嬉しい~
痒いの痒いの飛んで行け~
せっかくハリを持って来てくれたけど
ベテランさんがテープを慎重に
剥がしたと同時に
水疱は破けて一件落着
私
「他の看護師さんは
管を抜く時に一緒に潰れるから
それまで待ちましょうって言ってて
その前に潰してくれて
ありがとうございます
凄く氣持ちいいスッキリしました」
ベテラン看護師さん
「それまで待つって」
ちょっといぶかしげな顔
「まだ水が出るから次の検温の時
ガーゼ変えてもらってね
あとシャワーの前に
テープ貼ってもらってね」
看護師さんの仕事は
医療的仕事はもちろんだけど
患者さんがいかに
不快を感じることなく
(ただでさえ苦痛を抱えてる)
療養できるかということをサポート
するお仕事なんだな~って思いました
優雅な気持ちとサッパリ感の次は
お昼ご飯
お~食事らしくなってきた
ご飯のつぶつぶが見える
嬉しいな~って食べたけど
量が多かったのか
お腹がチクチク痛くなってきた
お昼寝でもするかね
おいっ食べてすぐ寝ちゃダメ
だって看護師さん言ってたよ
夜ご飯も全部食べたら
胃とお腹が痛くなってうずくまった
看護師さんに言ったら
湯たんぽを持って来てくれて
温めて寝たらグッスリ眠れました
3作目【フラワーオブライフ】
バックステッチ
少し見られるようなった
よく見ちゃダメ