many_classic_momentsのブログ

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H23年の新司法試験に不合格だった人間の再起の記録。だけど12月31日までの期間限定。

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キタコレ、歴史的名盤。

捨て曲一切なし、ここまでの感動はU2のHow to dismantle an atomic bomb以来。

3月に弟のRiamがCDをリリースしたが、

オアシスの殆どの曲を作ったお兄ちゃんも負けじと名作を作りましたね。


今の時期にピッタリな重厚なストリングスとコーラス。

丁寧に作りこまれ、聞く人間の心を温かくしてくれる。


しかも来年にはまた新作を発表するとは嬉しい話ではないか!!

というかやはりオアシス時代の兄弟ゲンカは激しかったんだろうね。

まるでお兄ちゃん、鳥のように自由って感じなんだろう。

10月20日から臨時国会が開幕され、いよいよ司法修習生の給与制の運命が決まる。

日弁連も活動を本格化し始め、10月27日には日比谷公園で、1000人パレードをするらしい。


宇都宮健児弁護士が会長になってから、日弁連は司法修習給費制維持活動を本格化している。


一方大手新聞は、復興増税の中、何をいまさら貸与と決まった物をひっくり返すのかと反発している。

法科大学院は、合格者にくれてやる金があるなら、司法試験受験者の保護を厚くしろという。


大手新聞の論評は置いておいて、私は、法科大学院側の言い分は的を得ていると思う。

仮に文科省の補助金の額が上がって、ロースクールの学費が安くなったら、

この活動はこれほど盛り上がっただろうか?


あるいは日弁連がこの活動の一部を、弁護士就職難対策に費やして、

弁護士の雇用が官公庁や民間企業で広まって、貸与金と将来の給与で「相殺」できるなら?


日弁連は6月から8月まで、全国で集会を開き、ほぼ毎日のように弁護士を議員会館に送り込んでいる。

法曹志願者の経済的負担を減らす方法は、貸与制意向を阻止する以外にもないわけではない。

なのに何故日弁連は、司法修習貸与制移行に限って、ここまで熱心に活動をするのか?


理由の一つとして-宇都宮健児会長が先日の院内集会で述べたことだが-法曹を要請するのは

国家の責務であり、司法修習生の給与制は各ことのできないインフラである、というものである。

全くもって正しい見解だと信じて疑わないが、実は宇都宮会長、日弁連が

こういう風にアピールするようになったのは東日本大震災の後である。

昨年は「金持ちじゃないと法曹になれなくなる」のほぼ一点張りだった。


金持ちじゃないと法曹になれなくなると言って、

弁護士の雇用対策や法科大学院の補助金増をではなく司法修習給費制維持を求めている。

なぜか?


答えは一つしかないであろう。それは「優秀な合格者」に法曹になってほしいのである。

もちろん能力だけではなく、人間性なども含めて「優秀な」人間に。

近年の司法試験合格者増で、かつては絶対受からなかったような人間が法曹になっていると言われる。

そして弁護士が過剰になって、就職難などがささやかれているが、

やはり法曹界は優秀な人間を離したくないのである。


法科大学院には教育の質に問題がある。だから法科大学院への補助金を多くしても、

優秀な人間を育成されるかは分からない。また官公庁や民間への雇用を広げると、優秀な人間が

そっちに行ってしまう恐れがある。


目下の状況で、優秀な人間が法曹界への道を断念しなくするにはどうしたらよいか?

それが司法修習給費制を維持することと結論付けたのである。


弁護士の就職難がまことしやかにささやかれているが、優秀な人間であれば、就職先には事欠かない、

弁護士市場はそういう状況なのであろう。


だけれどこれも凄い話である。優秀な人間を法曹界に留めておくために、そうでない人間が

即独やら廃業をしても、自己責任論(昔は合格できなかったんだからと言う理由)を主張するんだから。


ま、いいや。来年いい成績を取れる、優秀な人間の一人になれるように頑張ろう!!


追記:私は以前のブログにも書きましたが、司法修習貸与制には反対です。

文科省は法科大学院を新司法制度の中核としたことは

失敗だったと(ようやく)認定しようとしているらしい。


別にそれはいいんだけど、失敗だったとしたらどうなるわけ?

あんなにポコポコ作ったんだから、今更原状回復も無理でしょう。

だからと言って、改善も望めそうもない。

医学部みたいに、司法試験合格者が教団に立つようにすれば少しは変わるのかもしれないけど

現在の大学教授陣が一新されて、そうなるのって多分東日本大震災からの復興よりも時間かかる。


あ、でも第二東弁が完全バックアップした大宮ローって無くなるんだっけ?

まいいや。


結局今のままズルズルいくしかない。淘汰を待つしかない。

だったら「ここで法科大学院は失敗でした~」って国家が宣言しちゃうのって問題だと思うけどね。


別にいいじゃん、法科大学院の失敗は誰の目からも明らかなんだから。

暗黙の了解ってことでズルズルいくのもありだと思うよ。

例えばオレの出身の神奈川県は日教組が強いから、公教育が壊滅的に劣化した。

だから優秀層は小学校や中学校から私立に行く。私も中学受験組だったけど。

だけど神奈川県民は誰も請願したりとかしない。


今年の新司法試験に落ちたけど、個人的には法科大学院に恨みとかはない。

貸与した奨学金の額は増えたけど、学部時代の勉強の方向性では

いつまで経っても旧司法試験、予備試験の択一にも受からなさそうだったから。


それにエクスターンシップとか、検察庁への見学会とかに積極的に参加して

知見が広まったのは事実だし。