友人がとても辛い思いをしています。

 でも、私には経験のないことで、良い言葉が見つかりません。

自分の言った言葉が、友人の期待に応えられなかったら・・・と思うと、いろいろ考えてしまい、皆に倣って当たり障りのないことしか言えませんでした。

過去にその子にとても助けられたことがあったので、何とか力になってあげたいのに何もできません。

 

 考えてみたら、そういう人が私の周りに何人かいます。

私自身は皆に助けられてばかりなのに、私は皆が辛い時、何もしてあげられません。

辛い話等を聞くと、自分の今の環境は甘いな・・・と思うし、自分がものすごく未熟な気がしてしまうし、何より全く関係のないところで、例えば買い物して嬉しいとか、自分の好きなことをして楽しいとか、そういう風に辛い思いをしている人がいる一方で自分がそのような思いをすることが、何だか悪いことのような気がしてしまいます。

 力になれなくて自分の無力さを感じるし、辛い思いをしていることを知って悲しいし、自分自身のポジティブな出来事を楽しんではいけないような気がしてきてしまいます。

 

 どうしたら良いでしょうか。

 

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 こんばんは。

 

 自分を助けてくれた人が、辛い思いをしている・・・。

自分が助けてもらった分、今度は私が力になってあげたい。

そんな風に思うのですね。

けれども、力になれない。

その現状に無力さを感じるのですね。

 

 ひとつ、貴女に少し気持ちが楽になるかも知れないことをお伝えしようと思います。

それは、「恩返しというのは必ずしも恩をくれた人に直接返さなくても良い」ということです。

人にはできることとできないことがあります。

できないことを無理してやろうとすると、空回ってしまったりすることがあります。

それに、「力になってあげたい」と意識して言う言葉は、あまり素直に心に響かないものです。

頭でうんと考えて考えて言う言葉というのは、作られた言葉で、自分の本心からかけ離れてしまったものだったりします。

 

 貴女は本当にその子の力になりたいのですか?

辛い思いをしている相手に、感動するような言葉をかけることで、感謝されたいのではないですか?

気持ちを分かってあげられる良い人になりたいのではないですか?

期待外れのことを言ってしまうことで、嫌われたくないだけではないですか?

 

 人は、自分が思ってもいないような言葉で傷つくこともあれば、救われることもあります。

今まで誰かに感謝された時を思い返してみてください。

貴女は、その時その人に感謝してもらおうと思っていましたか?

貴女がかけた言葉は、考えて考えて練って作った言葉でしたか?

きっとそんなことはなく、ごく自然に出てきた言葉だったりしたのではないかと思います。

特別に考えて作った言葉ではなくて、心の底から湧いてきたそのままの言葉。

 

 無理しなくて良いです。

力になれないこともあります。

できないこともあります。

まずは、それを認めましょう。

 

 その子の力になれなくても、誰かの力に知らないうちになっていたり、誰かに感謝されることもあるでしょう。

それで良いのです。

誰かに助けてもらったら、自分ができる範囲で、今度は誰かを助ければ良いのです。

大丈夫。

きっと貴女を助けてくれた周りの優しい人達も、きっと違う誰かに助けてもらってる。

貴女が無理して助けなくても、きっとどこかで助けられてる。

それで良いのです。

貴女は貴女のできることを。

 

 あと、周りが辛い思いをしていることと、貴女が嬉しい思いをしたり、楽しい思いをすることに、本来関係はありません。

もちろん、本人の前でわざとそれをアピールしたりするようなことは、配慮に欠けるというものです。

けれども、自分が個人的に嬉しい思いをしたり、楽しい思いをすることを悪く思う必要はないと思うのです。

もし、辛い人がいたら、皆も同じような思いをしなければならないのだとしたら、きっと世界中の人が常に辛い思いをしなくてはならなくなります。

大丈夫です。

その人の辛さもきっと長くは続きません。

 

 貴女はあまり他人のことを考え過ぎずに、貴女のできることをしてください。

他人にどう思われたいかなんてことを考えることなく、貴女は自然と誰かの力になれます。

誰かの力になるためには、貴女自身にも余裕が必要です。

だから、貴女はあまり周りを気にし過ぎずに、貴女自身が喜ぶこと、楽しいと思えること、ワクワクすることを沢山自分自身に与えてあげてください。

そうすることは、何も悪いことではありません。

 

 その子の辛さを癒すのは他の誰かに任せて、貴女は貴女のできることを。