昨日の記事にも書き足しましたが、
どうも意見として取り上げられるのを見ていると、
大学無償化において「多子世帯は3人全員無料」ということから来ているようですね。
私は「大学無償化」が、来年10月からの児童手当と同じく、
「22歳以下の子どもが3人いる状態の場合の大学無償化」だと思って記載しています。
その場合には、「多子世帯」=「『子ども』カウントが3人以上いる世帯」なので、
1人目が大学卒業すれば、児童手当と同じく2人カウントになるという考えです。
その後の2人は子ども1人や2人世帯とあまり変わらないと思います。
なので、「多子世帯」=「『子ども』カウントが3人以上いる世帯」であるときは無償化されるが、
それ以降は無償化されないということだと思っています。
この場合、年子は確かにお得でしょう(児童手当もなんでもそうですよね)。
あるコメントで、「2人目半額、3人目以降から無償化すればいい」とありましたが、
そうなっているんですよ!
1人目 社会人 、2人目 大学生 、3人目 高校生
になると無償化にならない。
つまり、逆から見ると、1人目無償化、2人目と3人目は対象外。
基本的に多子世帯でも
下の2人の学費だけは、
どうあっても用意しないといけないのですよ。
「多子世帯」って、子ども3人以上産んだ家庭ではないですからね。
きょうだいが3人以上いる世帯でもない。
あくまでも、子どもカウントされる大学生以下が3人以上いる世帯なのですよね。
(大学の無償化ということもあって+だいたい23歳以下は特別扶養控除になっている実情で、大学生までを子どもカウントしているのだと思われます。)
児童手当の増額のように「3人目以降を無償化」にすればいいではないかと意見出ていますが、
3人目以降無償化になると、第1子は大学卒業してしまっているので、いつまでもカウントされないんじゃないかと思います。
3人目以降無償化って、どうやってカウントするんだろう?
上の子が30歳で世帯分離していても、カウントしてくれるならよいのですが、
把握は「過去の戸籍」頼りとかですかね。。?
おそらく多子世帯の児童手当のもらい方を知らないですよね。
児童手当も、3人目が15歳以上になると、ちゃんと2人目と同じ換算になっていましたよ!
永遠に貰えるわけではなく、「多子世帯」=「『子ども』カウントが3人以上いる世帯」である期間だけ。
私なりの受け止め方で言うと、
その期間ってものすごくお金が出ていく時期だから支援しましょうね、って話ですよね。
物理的に親は2人なので!
ひとり親世帯にも手当がものすっごく大きいのは、親の人手が1人だからっていうのを過分に配慮してのことだと思います
(個人的には、実家が近く祖父母支援も試算もある、子ども1人の働く必要のないシングルマザーさんに手当がどばぁ~と出ているのを知っておりますので、それよりも、実家と疎遠な単身赴任(もしくは長期出張等で夫が不在)になってしまった多子世帯で買い物もままならない家庭に支援はないのかというと、ないのですよ!)
このひとり親世帯への手当が増額されてるのは、全然ニュースにならないですよね。
ひとり親って、もちろんいろいろですが、フォローにもお金にも恵まれたひとり親と
フォローどころか介護していたりで働けない多子世帯と、いろいろ条件を組めば
世の中不公平ばかりだと思いますよ。
もちろん、支給のタイミングなどなどで、不満はわかります。
私もタイミング悪くもらえなかった子どもに関する手当は300万以上にもなります(´;ω;`)
400万円近いかな。
夫に相当愚痴りましたが、ネットにはさらしていません。
時代だもの、タイミングってある。知らなかった、でもらえなかったこともある。。
児童手当の増額だってもっと早ければ・・・、などと話し始めると長くなるので言わないだけです。
あと、住む場所や働く会社によっても違いますよね。
今まで住んだところは子どもへの支援なかった自治体ですし(子ども医療費無料は未就学児のみでした)、
夫の会社は家族が多いのに、家族手当一切ありません。
じゃあ、そういう自治体に、そういう会社に就職すればいいではないかって話ですよね。
同じですよ、不満なら国外でも移住すればいい。そうやって他の国に出て行ける人は出ていくのですね。
でも、簡単に引っ越しできますか? 簡単によい条件の会社に就職できますか?
もっというと、他の国への移住も簡単には無理ですよ。
同じように、あと10年遅く生まれるも、早く産まれるも無理なわけで。
でも、できるのは、子どもたちに負担のない社会を、
子どもに対する支援の手厚い社会を、
子どもを産んでも負担にならない社会を、ってことですよね。
将来の税金?
まずは、日本が枯渇しないようにしないとでしょう。
極論、国がチャラにすればいいだけです(やりようはいくらでもあると聞いています)。
子どもに将来の税金が重くのしかかるというけれど、
それ、のしかけようとしているだけじゃない?
というか、自分たちの税負担が「今」重くて、これから増えるのを危惧しているだけじゃない?
日本の税負担は20%だとか言っていますが、
子どもの大学無償化している国は税負担50%ですけど。
それよりも、
子どもは借金背負わず、学びの機会を提供されて、
明るい気持ちで社会人になり、学費を出してくれた国のために温かい気持ちで働き、
自分も出してもらったから下の世代にも出すのがあたりまえという気持ちになり、
親は対等な負担のまま子育て終えて、老後を安心して送れる。
そういう将来ビジョンの方が大切なように個人的には思います。
私たち夫婦の場合、大学時代は
夫は有利子の奨学金を借り、
私も夫もアルバイトをしましたが
私も夫も大なり小なり親に学費を出してもらったので
その分は子どもに払おうと決めています。
夫の借りた奨学金は額が少なすぎ、夫はアルバイトを多くせねばならず
単位を落とすなど苦労もあったので、
なるべく子どもには生計を立てるほどのアルバイトをさせないくらいの支援をして、
必要なら奨学金を手厚くして、
大学時代は学業を大事にしてほしいと、勝手ながら思っています
(アルバイトも良い経験だけど大学に何しに行っているのとなるなら大学行かずに働く方が良い派)。
なので、子どもの学費を貯めてきました。
それが全員分浮くぞー!とはならないのです。
下2人については、絶対に「多子世帯」にはなりませんから。
(3つ子ちゃんはお得ですねー。でもその分大変ですよ、全部が全部出るわけでもないから受験費用とか諸々…)
要するに、わが家風に言い換えると、
「基本的には夫婦2人で2人の子までは、
自分が恩恵受けたり、親からでも奨学金でも得て
大学行かせてもらったので、
自力で子どもを大学に行かせてね。
もちろん、行かせなくてもいいよ。」
というスタンスだと勝手に解釈しています。
恩送り的にも、自分が育ててもらった分だけは次世代にも与える。
でも、自分が育ててもらった以上の子どもを抱えている人には、
幸運にも救済処置ができた、と、わが家は捉えているのです。
「多子世帯は全員、大学無償化」
で、3人分の大学費用が浮くのは、「ずるい」「不公平」と思った方々、
3人以上の多子世帯も、子どもが大人になった時点で、多子ではなくなりますからね!
それでも、子ども全員が早く無償化になればいいと思っていますよ!
でも、まず3人以上の多子世帯からって話だと信じています。
高校無償化も、大学無償化も、少しずつ拡大している方向ですから、
水を差さずに、子どもたちにも、子どもを育てる親にも負担の少ない国になることを祈って!