大切に見つめるということ | ルーラルアート+ふるいちやすしの日記

大切に見つめるということ

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ただ、強く、熱く見つめればいいというものではない
目の前の人や物は
むしろ変わらずにそこにある
変わっているのは僕の目だ。
僕の心持ちでその像は
硬くも柔らかくもなり
優しくも辛くも映る
目を閉じて
或はその人がいなくなった後
僕がその場を立ち去った後
まぶたに残る残像は
もっと劇的に自分の心を映し出す。
僕にとっての真実は
そちらの方だと信じている

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こんなお水がなんであんなに美味しかったのだろう
いや、むしろそのカルキ臭さが
夏の光を彩っていた
夏の光は今もそんなに変わるものではないだろうけど
あの時僕はもっと深く強く息をしていた
そう思うと苦しささえも美しい
僕はいろんな色を見て来たのだな。
そしてその時を立ち去った今も
それは心に残っているのだな。
こんなに鮮明に
それは残るものなんだな。
だから大切な人、愛しい空気
会う度に色を変える僕の心の鏡


見つめていたいと
心から思う。
僕の目が閉ざされる時まで
一度でも多く
見つめていたい。

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