SONY NEX FS100〜「気持ち玉」撮影後記
昨夜遅くにアップした「気持ち玉」
たった一晩でたくさんの人に見てもらえて
とても幸せです。
Twitterの方では海外からもお褒めの声を頂いて
(英語の字幕もないのに・・・・作らなければ)
どう考えても僕や出演者のファンではなさそうなので
やっぱりこのカメラの注目度は高いんだな、と。

という事でSONY NEX FS100の印象を
ビデオSALONに書けなかった事も含めて
たっぷり書いておきます。
まずはなんと言ってもセンサーの実力でしょう
大型単板という事で
デジタル一眼の表現力を目指したビデオカメラという事になるんでしょうが
実はこのセンサーははじめから動画用に開発された物
super35というサイズは
おおよそAPS-Cのサイズからフルハイビジョンの16:9部分を切り取ったようなサイズで
レンズの焦点距離、被写界深度も解像度もAPS-Cとほぼ同じと考えていいでしょう
では動画専用で何が違うかというと
まず、明るい。
スミアや偽色が出にくい。
ローリングシャッター現象が起こりにくい
これだけでもデジタル一眼にビデオ機能をおまけに付けたようなP社の物とは
まったく意味が違うのですよ
明るさには正直驚きましたね。
前半は朝とは言え外光のほとんど入らない
アパートの室内での撮影。
(窓の外の光は作ってます)
この日は500Wのハロゲンを二灯持っていっていたのですが
光量を抑えるのに四苦八苦
それでも解放絞りで撮ろうとすると
NDフィルターが必要になるくらい。
当然ゲインは0のまま。
という事は暗部にノイズや偽色がほとんど出ない
YOU TUBEの画像ではわかりにくいんですが
本当に奇麗です。

今回僕が最も驚き、考えさせられたのが立体感。
このカメラの立体感は半端じゃないですよ。
フォーカスが合った所がツルッツルの高精細で出ると
今までの感覚よりもう1プッシュ押し出されたような感じになるんです。
被写界深度を浅めにして後ろをぼかそうものなら
「え?3D?」と思うくらい
いや、大袈裟じゃなくそれくらい浮いて来る。
僕は3Dにはまったく興味がなく、
むしろ毛嫌いしているくらいなんですが
この立体感には感動を覚えました。
ただし、背景にとけ込ませようとすると
相当な苦労が必要です。
ディテールや彩度、コントラストはかなり抑えてあります。
その辺りの調整項目はふんだんに用意されていて
使いこなすととてもおもしろいカメラになると思いますよ。

ボディ形状と質感はイカしてます。
昔の二眼レフカメラのように首からぶらさげて
上から覗き込んでブラブラ撮り歩きをしたくなるような気になります
ストラップの取り付け金具もちょうどその位置にあり、
うん。確信犯ですね。
ただモニターと再生関係のスイッチが上面部にあるのはいただけない。
ハイポジションに据えると身長182cmの僕でも
背伸びのし過ぎで後半足が吊ってしまうほど
せめてモニターだけでも下から見られると嬉しいんだが
というか、ソニーの開発チームに現場を知ってる人間はいないのか???
と思ってしまうほど腹立たしい。
ちなみに初めの写真
よく質問されるので説明しますと
ただのスチル用小型三脚にカメラを付けて
脚を一本だけ広げておなかに当てて支えてるんです。
あとの二本は両肩にしっかり乗せてます。
これなら片手でしっかり支えられ
フォーカス等のコントロールもやりやすいんです。
そもそも肩乗せビデオカメラでは
右目をビューファインダーに当て
左目で状況を見ながら撮影するものですが
センター付近にあるモニターを見る事を考えると
この方法は理想的な視野が得られ
絶えず両目でモニターと状況を確認しながら撮れるんです。
最後にフルハイビジョン60p。
魅力的です。
クライマックスの透明な気持ち玉を胸にしまい込む2カットがそれなんですが

エレガントなスロー映像です。
現在の所、ファイナルカットでこのスローを作るには
ちょっとした裏技が必要ですが
間もなくバージョンアップするので
そこでの対応に期待しましょう。
まあ、撮影時にスローとして撮る機能もカメラ側にありますから
それまではそれで。
なにより上位機種のF3にもない機能ですから
ミュージックビデオやアイドル、CM等を撮っている方には
めちゃめちゃお勧めですよ。
はーい、他に質問のある方はコメントください。
必ず答えます。