旦那は朝から横断幕(紙ですが)を描きました。
週末イベントのためです。
で、主役は・・ただいま風邪をひいております。
元気になってね、マーちゃん。
2024年の45冊目
70歳の日本一周の旅
阿波 周作 著 扶桑社
2024.5.29発行 207ページ
車で日本一周を始めた人です。
友人知人に会いながら、温泉に入り、城を見て、料理を食べる、
47都道府県を回る、フェリーも使う、宿泊はホテル、高速を使わない、ナビの助けを借りる、沖縄には2か月半滞在してバイトもし、石垣、宮古島にも行く。。。。
というような旅でございます。
175日間のうち沖縄が76日間、
費用はこのために買った車代を除き、230万円だそうです。
奥さんは仕事で留守番。
旅の形はひとそれぞれなので、これでいいんだと思います。
46冊目
谷から来た女
桜木 紫乃 著 文藝春秋
2024.6.10発行 233ページ
ミワというアイヌの女性が谷から来た女です。
彼女はアイヌ紋様のデザイナーとして活躍しています。
彼女の背中には父親による入れ墨があります。
これが父親の最高傑作。そんなアイヌの伝統紋様を文字通り背負って生きる女性、その周りの人たちとのかかわりが描かれています。
彼女の父親母親についての章が途中挟まれていて、
運命や人生ってそうやって紡がれるんだと思いました。
この作家さん好きです。
47冊目
彬子女王
2024.4.15発行 PHP文庫
1981年に寛仁親王殿下の第1女子として生まれた彬子女王、
H24年4月からH26年5月に連載された留学記に加筆編集され、
H27年に刊行された後このたび文庫化。
今風で言うと、バズってるそうです。
2001年9月から1年間、
2004年9月から5年間、
イギリス、オックスフォード大学に留学して
2011年に博士号の学位を授与されるまでの日々を綴っています。
留学中の様子はまあ、なんとなく私は想像がつきますが、
宮家の事情や親子の関係、側衛たちとのやりとりなどは
普段知ることがないので興味深かったです。
大変なご努力の日々だったと思います。
48冊目
九州異世界遺産
本田 純一 著 海鳥社
2024.6.1発行 175ページ
九州山口の68か所の市場、アーケード、産業遺産、戦争遺構、
神社仏閣の写真と説明です。
掲載された写真の中には、もうすでに形の無くなったものもあります。
そこには消えゆく昭和の姿もあり、もう昭和生まれにとってはノスタルジーの塊みたいなもんです。
巻末には撮影スポットのマップが掲載されており、
今まだ残っている遺産には会いに行けます。
行きたい!
49冊目
島と港
佐原 ひかり 小学館
2024.6.3発行 318ページ
1992年生まれの作家さん。
無職のみなと25歳と不登校のあすか17歳の
心温まるストーリーです。
草むらにあったミントグリーンのポストに
みなとは手紙があるのを見つけます。
それが飛鳥からのもので、その手紙に返事を書く港。
そうやってやり取りが始まった二人が
文通屋をすることになります。
簡単にはいかないのですが、まわりの人たちに助けられて
だんだん未来が見えてきます。
SNSでは作れない人間関係をじっくりじんわり育てていくという様子が微笑ましいです。
40年前くらいまではこれが普通だったかも。
50冊目
オパールの炎
桐野 夏生 著 中央公論社
2024.6.10発行 217ページ
「ピ解同」という団体が時代に先駆けてピル解禁を訴えていました。そのリーダーだった女性は
突然姿を消し、その後孤独死したらしいと。
当時の関係者にライターがインタビューするという形式で
物語が進みます。
それぞれの中にある塙玲衣子こと石井数子の記憶が当時の様子と彼女の人となりをだんだんはっきりさせてきます。
と、途中まで読んでいて、どこかで見たような聞いたような気がしていましたが、フィクションですとはありましたが、
私の幼い記憶のなかにあった「中ピ連」がだぶりました。
もっとも似通っているのかどうか判断できるほど詳しくわからないのですが、さもありなん、です。
今回は夜中の2時まで読んでた日もある読書記録です。
まあぼちぼちいこか~です。