還暦も過ぎて60歳代半ばになってから、突然女装を楽しむ日々に。

そろそろ「アラカン」も過ぎて「アラセブ」「アラ古希」に・・・。

 

普段はもっぱら自宅内限定で「一人遊び」 ときには着付けてもらった着物でお出かけも。

 

そのままの写真はさすがにむごいので、画像修正ソフトで「若い頃ならこんな感じにも・・・」とタイムスリップ。

 

以前行きつけだったサロンの言葉を借りれば「女性になりたいというより、女性のように華やかに、美しくなってみたいという心がそのような興味を抱かせています」といったところでしょうか。

********************

6月13日から20日までインドネシアバリ島のウブドで撮影していました。(自宅出発は12日、帰宅は21日 1日おきに自宅に入り世話する知人を頼んで猫ちゃんは留守番 餌は自動給餌機)

 

ウブドはビーチではなく、伝統芸能など色濃く残る内陸の古都です。美しい田園風景、多彩な工芸品や絵画も魅力。

 

ウブドは4回目なので、観光は一切なしで撮影のみ。

 

撮影初日の14日、先ずは挨拶代わりにウブド王宮に。

 

↑ こんなワンピースで。 南国バリ島には「ふてほど」だし、周囲からも浮きまくりの恰好ですが、簡単に済ますつもりだったので。 でも、これが大間違い。 

 

旅行中の撮影は現地のドライバー、サングラさんにお願いしましたが、撮影は不慣れで大苦戦。

日本語は一応通じるのですが・・・・足先が切れたり、上下に不必要な余白が出来たり・・・なかなか構図が決まりません。

大勢の観光客が通るなかで、テイク4,テイク5・・・と何回も撮り直し。次第に苛立ち、汗がしたたり落ちてきます。

 

どうせゲテモノ写真なのに、ちょっと私も注文が細かすぎたかも・・・少し反省。

 

 

門前の通りでさんざん撮影練習を重ね、「まあ、こんなところで」と王宮に入ります。

 

「王宮」と言っても、市街中心部に位置する非常にこじんまりとしたもので、壮麗な建物などはありません。「王宮」という言葉でイメージされるものを期待すると・・・何もありません。「エッ!これだけ?」って。

 

現在も王族の子孫たちが暮らしていますが、一部は一般公開されています。ここでは毎晩、伝統的なバリ舞踏公演が開かれ、多くの観光客が訪れます。

 

(以前は王宮だけでなく、ウブドの各地で毎晩地元住民によるいろんな伝統芸能(レンゴンダンス、バロンダンス、ケチャダンス、楽器演奏、影絵芝居・・・)が催されていましたが、コロナ禍で多くのグループが運営困難になったのではないでしょうか。今回は撮影メインということで、そのあたりの事情変化はよく把握できませんでした。)

 

 

前述のように壮麗な建築物はありませんが、バリ・ヒンズー教に根差した多くの文化遺産を目にすることができます。

(インドネシアは基本的にイスラムですが、バリ島だけは独特のヒンズー教です)

 

 

↓ いかにもバリらしい装飾 各家にも、その家独自の門飾りが置かれ(そんな各家の飾りを見ながら住宅街を散歩するのも楽しい)、家の敷地内には先祖を祀るお墓(小規模なお寺と言えるようなものも)があります。

 

敷地・家のあちこちやお墓に毎日たくさんのお供え(草花や食べ物でつくったもの)をしますので、家庭の主婦は朝から晩までお供えづくりに追われます。

 

↓ 2009年、2回目のウブド旅行、小雨の街角に立つ神様?

 

地面に置かれるのが“チャル”、屋敷寺や神棚など高いところに置かれるのが“チャナン” 住宅だけでなく商店にも。

雨に打たれても、道端に置かれたチャルが人の往来で蹴飛ばされても、あまり気にしないようです。


とにかくこうしたお供え物つくりに使われる時間・労力は膨大なものがありますが、それをどう思うかは文化の問題でもあります。

 

宗教・神々・先祖と人々の暮らしが一体化しているのがバリです。

 

 

言い方を変えると、芸術・芸能の街ウブドは、絵画にしても芸能公演にしても、外国人観光を前提にした特殊構造の都市でもあります。(悪く言えば、町全体、島全体が西洋人が思い描く「南の島」を具現したテーマパークのよう)


それだけでは、いかにもあざといイメージになりますが、そうしたあざとさを中和してあまりあるのが、宗教・神々・先祖・伝統と一体化した人々の暮らしです。

 

↓ 王宮前の通り 撮影を何度も繰り返しますので、汗が落ちてきて目に。

「ちょっと待って!」とサングラさんに声をかけたのですが、間に合わなかった・・・でも、結果、面白写真に。

 

 

でもって、王宮敷地内です。

ここは入場無料で、ドレスコードもありません。

 

 

 

↓ 敷地内にはガムラン(大・中・小のさまざまな銅鑼や鍵盤打楽器による合奏の民族音楽)に使う楽器が置かれたステージ風の建物が。

 

 

同じ場所で何度も何度も撮り直しを重ねながら・・・ですので、まだ王宮に入ったばかりですが、いささか疲れました。特別なものはない王宮ですから、チャチャッとすます予定だったのですが。

 

 

 

 

気温はせいぜい30℃、あるいはそこまで上がらないくらいですが、厚手のワンピースにウイッグかぶっていますので・・・ちと辛い。

 

旅行前に体調を崩しキャンセルも考えたほどで、今回は「無理をしない」が大原則だったのですが・・・実際現地に入ると、そんなこと言ってられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ この奥は立ち入り禁止区域

 

門のあたりから内部を撮影すると↓

 

 

 

 

↓ 帽子も持ってきたけど、暑苦しいので使いませんでした。最後に少しだけ

 

 

 

ということで、バリ再訪の挨拶代わりでチャチャッと済ます予定の王宮での撮影でしたが、大苦戦・疲労困憊しました。

(苦戦ということでは、前日の入国審査等が大苦戦でパニくりましたが、そのあたりは旅行記サイト(4トラベル)で)

 

この日は撮影は王宮だけ ホテル(ホームステイのような所)に戻り昼寝。 夜は王宮で行われたレゴンダンス(宮廷舞踊)とバロンダンス(バリ版獅子舞?)を観光用にコンパクトにくっつけたようなものを見学して終了

 

 

「まあ・・・きばいやったもんせ」って言っていただける方は、↓↓「女装(にほんブログ村)」をクリックしていただけると幸いです。たかがランキング、されどランキングで、とても励みになります。

にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 女装(ノンアダルト)へ
にほんブログ村