10代の頃ですねぇ、所謂LGBTのGの方に恋い焦がれました。出会いは路上でした。見た目は女性そのものでした。最後まで源氏名しか知りませんでした。知りたくなかったですし。 ひとつ屋根の下、もう離れないつもりで暮らして、あっさりと手放されてしまいました。今40歳を越えると、あの人の優しさだったのかと思い知るのです。あの人はいつも何かを我慢するように寂しそうに笑う。その笑い方を、鏡を見ながら真似し続けました。10年後、私に、「なんかさぁ、何かを我慢するみたいに寂しそうに笑うよね。いつも。」と言った人が居まして、それが妻であります。何ともとりとめもなく、そんな話。
