ライフサイクル 自然淘汰の行方 | 卍老人残日録

卍老人残日録

-真剣道継承未完- 

お金儲けという狂騒の時代は去った。

 

松山で「手の行き届く範囲」の商売を行っている

 

オーガニックにこだわれば、手に入るものの「品質」は限られていて、それを商品として提供できる数も僅かである

 

心のなかに「これでよし」という自己規制があればこそ、自信をもって販売できるし、商いに喜びも生まれる。

 

たくさん売れて儲かった、今度は店を増やそう、どんどん増やそう。そういった傾向は昔の考えで、そのためにどんな事が起きたかみんな知っているだろうと思っている。

 

まだ、気がついていない人が多いのだが、文化自体が変わってきていて、インスタで集客するというミーハー文化は永くは続かない。

また、ベルトコンベアではあるまいし長い行列に並んで「人気のスイーツ」を買うというナンセンスは、私達の大きな間違いであったその象徴の、ブロイラーに見えてしまう。

 

ベルトコンベアに乗った鶏さんたちは食べられるために生まれてきて、機械的に殺されてゆく。その光景を見たときに、我々の悪を自覚するだろう。

実に気分が悪い光景だ。

 

 

**************************************

 

そういうものから距離をおいて生きるために故郷に帰った。

小さな屋台で(軽のキッチンカー)自分が満足できる品をささやかに売って生きてゆく。

誰にも媚びる必要なく、妥協の用もない。

 

昨日2ヶ月ぶりに稽古が再開した。

3人の会員と2時間をともにした。

 

私にはこの人数が限度だろう。

綿密に詳細にと思っているのだが、どうしても粗くなってしまう。

 

初心者は「氷が解ければ」爆発的に理解が深まることを知っているけれど、表側だけでなく,居合品質にこだわりたい

 

大規模居合はこれからの時代には向かないだろうし、私の能力も超えてしまう。

そんなことを思った。

 

 

40年前に船井クラブで習ったキーワード 「ライフサイクル」「CI」「トーナメント理論」

船井幸雄先生が去って久しいけれど、そんな知恵を生かしてゆきたいものだ

 

ささやかにして、実のある手応えを感じながら