江戸時代の鍋島藩の「葉隠覚書」は知っているかな。
「武士道というは死ぬことと見つけたり」の言葉が有名だけど、それだけじゃない。
勇猛果敢な事柄のみならず、生きづらい大平の世を生きていくための話、どうでも良い話なんてのも結構あったりする。
その中で、「物事と言うものは、“却って良かったかもしれぬ”と考えておけばよい。」と諭す一文がある。
なにか辛いこと、不幸なことがあっても、実は、もっと酷いことが生起していたかもしれない。
それに比べれば、今現実に起きたことは、まだましな事と考えられる。
そこで、「却って良かったかもしれない」と考えてみる。
生きていれば、そこにリスクは絶対に存在する。
どんなに気を付けていても、ダメージを喰らう時もある。
一番ダメージに強いのは、葉隠武士の様に、自分を一度死んだ身にして、生きることに頓着しない精神を持つことだけど、それを実際に持てというのは、難しいよね。
必要なのは、起きてしまったことに対する衝撃による二次被害、三次被害を食い止めること。
それは、精神的および物理的な、リスクヘッジ(危機管理)とダメージコントロール(損害制御)にある。
どうしても手抜きになりがちな、その構築を確実にしておけば、何があっても何とかなるんじゃないかな。
そして、せめて自分が見知った人達は、平穏に過ごせるように祈ってるよ。