平成20年度の行政書士試験
やはりというか・・・最大の難所は一般知識の足切でした。
毎年法令で高得点を取っているにもかかわらず、この一般知識が基準に届かずに不合格という残念な結果に終わる方が多いです。
司法試験受験者や司法書士試験など上位資格の保持者もこれで泣きますね。
何といっても範囲が広すぎて試験対策が立てずらいのが原因です。

今年の問題を自分も解きましたが14問中8門正解でした。
ぎりぎりですね。
しかし、これが試験会場だとどうなるか分かりません。
殆どの問題がほぼ勘でしか解答できませんでしたから・・・

特に行政機関の個人情報保護に関しては全く手をつけていないので正解は0です。
ちなみに自己採点では
政治・経済・社会 6問中4問
情報通信・個人情報 5問中2問
文章理解 3問中2問

という内容です。

今後の対策としては政治・経済・社会では中学、高校レベルの参考書か教科書(書店で注文できます。)を基礎としてセンター試験や国Ⅱの社会科学の問題集で実力をつけていく方法が良いのではないでしょうか。
特にこの分野は簡単に成果のでる物ではないので苦手な方は早くからの対策が必要でしょう。
私も一回目の受験では足切をくらい大きく落ち込みました。
そこで政治・経済対策として国Ⅱの問題集、センター試験用問題集を中心に学習しました。
とにかくこの分野は範囲が広いので早くから始める必要を感じます。

情報通信、個人情報保護の分野も今年の問題はレベルが高かったと思います。
個人情報保護法の解説書を中心に学習する必要がありますが正直これといった手は思い浮かびません。
受験生の中には個人情報保護士の資格とあわせて学習しているようですが、個人的には如何なものかと思います。

理由は簡単で他資格と合わせて学習して受かるほど行政書士試験は簡単ではないと思うからです。

この分野は過去門、テキストを中心に学習することが大切ですが私の場合はテキスト選びにはこの分野で充実しているテキストを選ぶようにしました。
効果的対策が取れない以上、詳しく広くカバーされているテキスト選びが大切だと思います。
私は伊藤塾のテキストを購入しました。
人それぞれだと思うので自分に合うものを見つけてください。

最後、文章理解こそ難問です。
これこそ一朝一夕では対応は無理です。
普段から読書の習慣がないとなかなか厳しい分野です。
新聞を毎日読むとか何らかの形で活字を読む週間をつけたいものです。

例えばこれもセンター試験対策の問題集を毎日1問といったように継続して学習する必要があると思います。
レベル的にはセンター試験とほぼ同レベルかチョット易しいのではと思いますが・・・。

以上一般知識対策を個人的に考えてみましたが、この分野は出来るだけ早めのスタートがいいとおもいます。
予備校や通信教育の中にはスケジュールの終わりの方でチョチョって感じの所もありますがとても1~2ヶ月で完成できるものとは思えません。
予備校や通信教育を選ぶのであれば一般知識対策もしっかりしている講座を選ぶべきだと思います。

ホームページや資料請求して何社か比較して慎重に選んで下さい。

行政書士試験合格サイト 東京法経学院
過去問解説には定評ありです。予想問題もバランスよしでした。

【ダイエックス】行政書士
予想問題集がよかったです。

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低コストで初学者に判り易いテキストは評価できるのでは。

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