胸がいたくて | 風ふく日記

胸がいたくて

心がきしむけれど、



私には傷が必要なんだ。




私には、涙と、深い傷が必要なんだ。



次の場所に行くために。



ねえ、神様。


どうして私に永遠なるものを与えてくれないの?



どうして皆、私から手を離しさなくてはいけなくなるの?



嘘。



神様は一瞬一瞬、私に永遠を与えてくれている。



それを掴むか掴まないかでしょ。でしょ。





愛して、愛された。




愛して、愛されて、傷をつけて、傷をつけられて、永遠にこの繰り返しなのか?



永遠に、永遠に、全てはよりいい場所へ行くための、避けられない道なのか。



傷。自分の傷。

憎らしいほどに愛おしい、傷。





もっと傷つけ。




もっと切なくなるんだ。



そして、更に深い夢を見るんだ。