エゴン・シーレ | 風ふく日記

エゴン・シーレ

今日も学校へ。

古典模写を行う。予想以上に難しくてびくり。

でもすごく勉強になったな。


ふと、半そでのニットのまま、休憩とし外に出る。

あたたかーい。


今日は、暖かい。


去年の今頃と比べると、断然今年の方が暖かいような。


家に帰って、制作中の絵に鉛筆を入れる。

これから筆を入れて、色をつけてこう。


最近、以前にも増して絵を描くことがすごく楽しい。

なぜだろう?


日本画を選んだのは運命なのかな。


もともとは映像を勉強したいクチだったが、いつの間にか細い線に憧れをもっていた。

きっと、もともと絵がへたくそだから上手くなりたくて、「細い線=上手い絵」という単純思考回路のもと、日本画を選択したんだろうな。


絵って、面白い。

どんなに科学技術が発達しても、勉強する人は絶えない学問だと思う。



帰りに本屋さんで、エゴン・シーレの画集を見る。安かった!1200円。。迷ったけど、重くなるのが嫌で今日は買わなかった。でもいつか買いたいな。


エゴンシーレは18くらいの時に画集を買ったことがあったのだけど、その後自分は美術の道は諦めたんだと思って、他の画集なんかと共に捨てちゃったことがある。


でも、当時から好きな画家で、見よう見まねで描いてたな。そのノートだけは捨てられなかった。


エゴンシーレの絵を見ると、18、19の辛かった頃を思い出します。

とても絵が繊細で、同時に破壊的なんだよね、彼。

(もちろんいい意味で)


28歳の若さで亡くなったという運命を予知しているかのような、悲しく、絶望的で、美しいその絵。

本人の人相も、ものすごく感覚的で、運命の変化が大きいようなお顔をしてらっしゃる。


エゴンシーレの絵を見ると、絵って、その画家自身だよな、と思う。

彼の絵は、いつ見ても切なく、絶望的で、そしてとても美しい。