息子のためにピアノの勉強 | 親子3人暮らしの専業主婦の日常

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家事育児三昧の中から楽しみを探す日々

息子が水泳教室に行っている間に、私は本を読んでいました。

今日は、2ヶ月に一度の水泳のテストの日だったので、観覧席で見学しながら、ノートにメモしていました。

 

観覧席は、カメラのついているデジタル機器の持ち込みが禁止されているので、本を読むしかなかったのです。

が、読めて、良かったです(^▽^)/

 

読んでいたのは、図書館で何度も借りなおししていて、なかなか読めなかった本です。

 

「だからピアノを習いなさい」黒河好子著です。

 

この本自体は、7年前に出版されたものです。

著者をYouTubeで見たら、6~70代に見えました。

 

内容は以下の通り。

 

習い事をする理由

社会のルールを覚えて、本能を抑えるため。

学校では、細かいところまで指導しきれないので、習い事の先生に頼む。

 

音楽の習い事が良い理由

生の楽器は、視覚と聴覚の神経がバランスよく成長する

特にピアノは、和音を聞き分けることで鍛えられる

自分の感情を、音楽以外でも表現できるようになる

正しいピアノのレッスンを受けることによって、前頭前野が発達する

脳梁が太くなり、左右の脳のバランスが良くなる。

小脳が大きくなり、運動機能、知的機能、感情機能もアップ。

海馬も発達する。

外国語の発音や理解力も良くなる。

 

 

ピアノを習うと身につく力

記憶力・・・暗譜をしないと流れの良い音楽が作れないので、記憶力が増していく

忍耐力・・・何度も練習しないと出来ないので、向上心を持って忍耐する。

      上手く出来なくても、反省しながら再チャレンジする力も育つ

決断力・・・本番でそれぞれのピアノに即座に適応する判断力、ミスした時にカバーする判断力

表現力・・・曲をどう表現するかを考える

精神力・・・先生のレッスンや、本番での緊張感、

集中力・・・好きな事は夢中になるが、それを集中力に変える

     練習時に自分の演奏を集中して考える、本番では弾くことに集中する

注意力・・・細かい所に気が付く

理解力・・・先生の注意の意味を理解する、

      音楽や奏法を理解する、自分で考える

持続力・・・・10年以上習うと、どんな曲でも弾けるようになる。

       5年でやめると、何年か経つと、全く弾けなくなる。

       技術が完全に身につくまで長期的な練習が必要

体力・・・・腕や足など全身を無駄なく使う。姿勢の維持にも、運動量も多い。

      弾き方が正しくないと、つかない。

思考力・・・曲の解釈を自分で考える

想像力・・・どんな曲にするかというイメージ

応用力・・・基本をしっかり学び、それを曲や人に合わせて応用させなくてはならない

 

 

ピアノ学習に効果的な時期

9~12歳 ゴールデンエイジ

一生に一度だけ訪れる、何事も短時間に見たまま感じたままに習得できるタイミング。

驚異的な吸収力があり、この時に覚えたことは、大人になっても忘れない

 

13~17歳 ポストゴールデンエイジ

急激な成長が始まることによって、身体の感覚が乱され、これまで当たり前に出来ていたことが、一時的に出来なくなるクラムジー(ぎこちない)状態になる

反抗期でもある

 

聴覚のゴールデンエイジ

2~5歳

オーケストラの曲を聴かせると、音の違いによるイメージを持つために効果的。

それを聞く習慣がついた後で、ピアノの曲を聞き始めると良い。

2~9歳

オーケストラの曲を好きになると良い。ハーモニーの響きが分かる

簡単なフレーズを移調させると良い。

 

記憶力のゴールデンエイジ

5~9歳

レッスンで何を注意されたか、15~20分以内に、子供に言わせる。

読書で読解力がつく

12~17歳

一番記憶力が良い

聞いた話に自分なりの意見を持ったり、人に伝えるとより定着する

初見や暗譜が、記憶力を磨く

 

譜読みのゴールデンエイジ

6~8歳

音符を数えて確認せず、図柄のように楽譜を覚えると良い

9~12歳

初見の練習を毎日する

新曲を一定時間見てから、両手で弾く

15歳~

譜読みに時間がかかるけれど、それまでに慣れていないと、時間がかかる

 

リズム感のゴールデンエイジ

8~11歳

色々なリズムのパターンを覚えておく

 

音楽を考えるゴールデンエイジ

9~11歳

時代による音楽の違いを学ぶ

音楽を自発的にたくさん聞く

11~15歳

作曲家はどう弾いて欲しいか、を考える

多くの良いコンサートを聴きに行く

 

練習方法のゴールデンエイジ

3~6歳

正しい奏法で、何度も弾く癖をつける

間違った弾き方では、下手になるための練習をしていることになる

子どもだから、いずれ分かる時に直せば良い、という事はない。

7~11歳

人前で弾くと上手になる

親から離れて練習したくなる

練習方法をしっかり教え、子供が自分から練習して行くようにする

12~14歳

ピアノをする意味を考え始め、やめる子が多い

学校も忙しいので、より効果的な練習が求められる

譜読みが早いと、楽

6歳以前から正しい指導を受けていないと、努力と時間が必要になる。

あまり練習しなくても、よく褒めるようにして自信をつけさせる

15~17歳

目的をもって、自分のために自分に合った練習方法でやるようになる

 

ソルフェージュ(書き取る聴音)を学ぶ時期

12歳

速記、呼吸器の身体が出来るため。

 

学習の注意点

ソルフェージュ=旋律をドレミで歌う事。フランス発祥。読譜、聴音等。

リトミック=スイスのダルクローズ氏発祥。

自主的に美術、音楽、体育を一体として感覚的に身につけて行くもの。

演劇の表現の訓練にも。

目や体を使う事に気を取られて、音楽は十分に学べないことがあるので注意

絶対音感をつけるには、音名を言いながら練習する事。

 

初見の練習は、11歳から。

最初から両手で。

一小節を20秒見てから弾く。

弾きなおさない。

出来たら、一つづつ小節数を増やす。

上手く出来なかったら、左手だけ。

13歳からは数をこなす。色々なジャンル

 

女子と男子の違い

女子は愛情を求め、男子は必要性を求める

女子は関節が柔らかく、筋肉量が少ない

男子は関節が固く、筋肉量が多い

女子はスピードと動きで良い音を出そうとするので、演奏時に男子より体が動く

曲全体の構成よりも豊かな感情で細かなところに意味を見出そうとする

筋肉の使い方と、音楽的構成を理論的に教えなくてはいけない。

女子は13歳までは、男子より精神年齢が1歳上。

問題解決を親や先生にすぐ求めるので、無駄な練習をしない。

 

男子は、自分で問題解決したがるので、無駄な練習が多くなる。

練習の仕方、曲の作り方を細かく教えていくと良い。

負ける事、諦めることが嫌い。

上手く弾けないとイライラする。

謝るのは負けだと思っている。

 

兄弟による違い

長子

上にお手本が無いので不器用。

親の期待を受けて真面目。

我慢することが普通なので、自分の気持ちを言わなくなる

親の言う事を聞くので大きな決断が出来ず、無難な方に逃げる

親を取られたくないので、褒めてもらおうとして、親の言う事をよく聞く

素直に甘えることが出来ないので、よく褒めると良い。スキンシップも。失敗を責めない

 

真ん中っ子

親兄弟の干渉を嫌がり、1人で出来ると思い、自分でやろうとする。

寂しがり屋。人に認めてもらおうと、自己主張が多く、見栄を張りやすい

 

末っ子

上の子が叱られているのを見ているので、要領が良い、

無視されることが嫌いで、一人で居るのが嫌い

負けず嫌い。競争心をうまく利用すると良い

愛情に自信があり、やりたいことしかやらない

責任感が無く、甘えん坊。

うまく行かないと逃げ出す

 

一人っ子

マイペースでわがまま。集中力がある

穏やか。母親が手をかけすぎると、自立心が育たず、ハングリー精神が無い。

叱られることに慣れていない。

マイペースを治すように、刺激を与える事。

失敗しても諦めないようにすること

同じ年頃の子との時間を多く摂って成長させる。

自分で責任を持てるようにすること

 

日本人のハンデ

ヨーロッパの言語は、アクセントで表現する

歌の発声方法も、ヨーロッパは裏声、日本は地声

音楽は、ヨーロッパはハーモニーとリズム、日本は間

 

子どもを伸ばすピアノの先生とは

良い音楽が分かり、音楽を楽しめるようになる事

昔は、早く強く、ミスなく弾くことが大切だった。

今は、音楽的な事が大切。

作曲者の解釈や奏法で、音楽を理解することも大切

 

幼児期に無理にハイハイをあまりさせずすぐに立たせて歩かせると、おかしくなっていくように、

ピアノも、無理なく教えるのが大切。

指が正しく動いて、譜読みが苦労なく出来るのが、最初の目的。

良い先生でも相性がある。

最初は良くても、途中から嫌いになることもある。

我慢せず、先生を変えると良い。

 

 

っと、ここまでで1時間ほどかかりました。

 

残り3分の1ページほどあります。

後1時間くらいで、読んでしまえそうです♪

 

他にもこういう本をもっと読みたいです(^▽^)/

息子はもうすぐ10歳になるので、とにかく、始めるのが遅かったし、今習っている先生の教え方が緩い気がして仕方ないのですが、、

上手くフォローできたら良いな、と思います(^▽^)/

(私は一体何を目指しているのか、自分でも分かりませんが・・・)