先週、息子の水泳教室の待ち時間の間、本を読んでいました。
観覧席には、スマホなどの電子機器を持ち込めないので。
読んでいたのはコチラ↓
「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」 shizu著
です。
今日は、その返却期限が過ぎてしまったので、慌てて内容をメモメモ。
とても参考になりましたが、ちょっと息子より小さい子向けの内容でした。
次は、息子や大人にも使える内容の物を読みたいです。
本の内容は主に、ABA(Applied Behavior Analysis)応用行動分析の説明でした。
これによって、自閉症度が下がり、定型発達と同じようになる。
以下内容。
子育てで大切なのは、
「ほめること」
「自信をつけさせること」
「笑顔を引き出す事」
ABAとは
1.親子が笑いあっている事。
子供も「親といると楽しい」と感じること。
子供が自分の頭を叩いた時は、その手を取って、「まちがえちゃった」って言えば良いんだよ。
物まね口調で、面白おかしく問題を読み上げたりすると、親子とも笑顔になる。
2.スモールステップ、できたらほめ、成功体験を重ねて、自己肯定感を高める
一歩で「すごいね!」「かっこいいね!」と声をかける。
「小さい子も出来てるんだよ!」「早くしなさい」「怖がり」はダメ。
3.定着させたい行動を、褒めることによって強化する
結果が出なくても「頑張ってるね!」「えらい!」ハイタッチ、「やったー!」
発達障害の子の中には、褒められていることが分からない子もいるので、おもちゃやお菓子を、誉め言葉と一緒に与えると良い。
4.出来ない時は手助け
「ちがうよ!」「なんでできないの」は✖
指さしなどで、こっそりヒントを与える。
ひそひそ声で教えるのは✖。子供が考えなくなってしまう
5.親の指示に従わせる
「嫌だ」と言っても「嫌なんだね。でもダメだよ」と笑顔で。断固とした態度で。
6.繰り返し教える
何度言ってもなかなか覚えないが、ある時急に覚えるので、根気よく。
7.必ず褒めて終わりにする
新たなやる気が出る
8.目標を設定し、記録をつける
朝、その日のやることをリストにすると、テキパキ動けるのと同様に、決めた課題を常に意識しておくことが重要
「今週(今月)の目標」をリストアップ
手伝いをさせる、一日30回褒める、など。
書いて、目立つところに貼っておく。
それを記録する
他人と比べず、過去と比べる
例1)「お菓子買って」と泣く子に対して
買ってあげてはダメ。
買わずに、泣き止んだら褒める。
最初に「今日は買いません」と予告する。
我慢したら、褒める。
例2)褒めるチャンスを逃さない
30秒ごとに褒める
存在自体を褒める、頑張っている姿を褒める
例3)誉め言葉を台無しにするNGワード
「次は○○を頑張ってね」
「出来て当たり前」
「いつもこうだと良いんだけど」
「○○君も出来るよ」
例4)指示を出すときは、子供の近くで。
忙しくても、手が届くくらいまで近づいて。
目を合わせて。
「○○しなさい」と命令しない。
①「○○しよう♪」と楽しそうに言う。
後ろ方方をトントン叩いて、目が合ったら目線で伝え、笑顔で対応。
②疑問形。
「靴を~?」
「おもちゃを使ったら~?」
「姿勢良いかなぁ~?」
「ご飯を食べるときは~?」
③カウントダウン
「10秒で着替えられるかな?」
子供への指示は、短く、具体的に
「これは、この箱に」
④事前の声掛け
「家に帰ったらやることは?」「靴をそろえる」
⑤問題が起きたら、「こういう時は、どうするのかな~?」と子どもに考えさせる
例6)問題行動への対処
①かんしゃくを起こしたら
指で数字を出しながら、背中を「1,2,3、、、」と叩く。
別の行動をお勧めする
②問題行動を無視し、良い事をしたときに褒める
③ご褒美を提示する
④「6時からやる?」「6時10分からやる?」と子どもに選ばせる
⑤ポイントが溜まったらご褒美方式
⑥事前に警告し、破ったら「ピピピ鳴るまで、30分我慢だよ」など。
例7)子供を伸ばす言葉
①子供に要求させる
子どもの希望を先取りしてやらず、「○○して」と言うまで待つ。
言われない時は、ジェスチャーゲームをする
②子供の声や動作を真似る
動作や気持ちを、子供の言葉で代弁する
実況中継する
③子供の言葉に新たな情報を付け足して話しかける
④料理には、子どもの能力を伸ばすメリットがたくさん
⑤食事中は、手伝い、料理の内容など、常に話しかける
息子が、どの程度発達障害気味かはよく分かりませんが、使えそうな内容だと思いました。
是非どんどん使っていきたいです。