毎回不評にもかかわらず、今日も「般若心経」です。


仏教はインド → 中国 → 日本 と伝わりました。

インドの経典が中国に入って漢文に翻訳され、「般若心経」の漢文への翻訳は

早いのもので紀元後300年くらいから始められています。


そしてご存じの玄奘という人が600巻をまとめて翻訳したのが紀元後663年のこと。


それが「大般若波羅密多経」で「般若経」グループの集大成になっています。


日本で読めれている「般若心経」も玄奘の訳です。


大乗仏教が小乗(原始仏典)との差別化のために生まれてきたので、

大乗仏教の言うことだけを聞いていたのでは片手落ちになるというものです。


仏教というものはブッタの教えですから、その原形に近い原始仏典なくしては、

本当の意味での仏教を理解したとはいえません。


般若経グループはちょうど大乗と小乗のかけ橋のような位置にあるとので

その意味でも般若心経は貴重な経典といえるでしょう。


無苦集滅道(むくしゅうめつどう)

     仏陀が教えてくれた苦に関する4つの心理(苦があること、苦には

     原因があること、苦は滅ぼすことができること、苦を滅ぼすには

     方法があること)もなく


無智亦無得(むちやくむとく)

     悟りを得るためにの知恵というものもないし、また悟るということ

     もない。


以無所得故(いむしょとくこ)

     得るべきことなど何もないからである。


菩薩薩埵(ぼだいさつた)

依般若波羅密多故(えはんにゃはらみつたこ)

     菩薩は般若の知恵によって


心無罣礙(しんむけいげ)

     心をとらわれるということがない。


無罣礙故(むけいげこ)

     心にとらわれないから


無有恐怖(むうくふ)

      恐怖というものがない


遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)

      すべての本末転倒した妄想から離れることができ


究竟涅槃(くきょうねはん)

      絶対的な安らぎの境地に至るのである。


                   ※※もうすこしつづく※※


【今日の万葉集】

とし     あゆ さし   さきたがわ うやつ かず    かわせたづ 

年のはに 鮎し走らば 辟田川 鵜八つ潜けて 川瀬尋ねむ

                         大伴家持

<一首の意>

毎年 鮎が走り泳ぐ頃になったら 辟田川に鵜を八羽潜らせて
川瀬をたどって行こう


※大伴家持が国司として越中赴任の折、鵜飼いを伴って鮎漁を

 楽しんだ歌です。長良川の鵜飼は1300年もの歴史があるそうです。


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