また前回から間が空いてしまい申し訳ございません、V8塗装記事の続きです。
前回肌を塗装した顔に目の塗装を行います。今回はグラスアイだと展示の際に表情が変わりすぎる感があったので、オーソドックスな塗り方にしてみました。
目の部分の塗料を一旦シンナーで剥がし、ラッカーホワイトで白目部分を筆塗り。エナメル塗料でのアイライン・瞳塗装となるので溶けないようにラッカー塗料で下地を作ります。
タミヤエナメル・ハルレッドにフラットホワイトとフラットブラックを足した色でアイライン用の調色。筆はタミヤモデリングブラシプロⅡ超極細/極細を使用。
試し塗りで雰囲気確認。唇も同色で塗ってみた所、雰囲気が良かったのでこの色で塗る事にしました。
細かい作業はルーペを用いて作業しています。
アイラインを描いた後に、艶消しラッカークリアーを吹いてコートしてアイラインをエナメルで溶けないよう固定し、瞳をアイラインと同色で描きます。
暫く瞳の位置・形を探っていたのですが、どうも左右の瞳の形が一致せず目線が合わないのが続く。
ルーペのレンズによる歪みもあるか…
青緑系の色で虹彩にグラデーションを付けてみて様子見。不自然さはやや緩和したか?
修正を繰り返した結果ちょっとアイラインも濃くなってしまって納得がいかなかったのですが、時間切れでワンフェス展示になりました。
ワンフェス展示。現地では照明の効果でそこまで悪く見えなかったのですが、顔以外の細部も詰めれなかったのでワンフェス後修正する事に。
結局新規パーツで頭部塗り直し。肌・後頭部塗装後、同様に目の塗装を行いました。
目線の一致とアイラインが強くなりすぎないよう配慮しての再塗装。エナメルシンナーを含ませた面相筆で細かく拭き取りながら修正して行きました。
アイラインが赤っぽい色なので、アイラインを拭き取ると少し残った塗料で赤く滲むのですが、目の周辺に丁度良い表情となるので拭き取りすぎず利用。
虹彩の塗装は薄くクリアー系の青緑を塗り、若干もやもやした描写を入れた程度で留めました。あまり写実的にしたり手を入れすぎるとインパクトが薄れるので、あえて単純な表現にしてあります。
最後に目全体ににエナメルクリアーでグロスコートしました。
ようやく頭部塗装が終わりましたが、次回はパイピングなど細部のの解説を行いV8塗装記事を終了したいと思います。しかし更新スピードが遅くてすみません…。完成画像はすでにBOOTHの方にございますのでご覧いただければ幸いです。またよろしくお願いいたします。