新学期前には質屋が儲かる・・ | ベトナムで暮らすケーニーのブログ

新学期前には質屋が儲かる・・

【今日の一枚】

ブログを書く様になって、ちょっとは周りを注意して見る様になったケーニー。。

先日、何時も利用する水上ボート船着場の入り口の建物1階が新しく改装されている事に気づきました。。

 

何気無くタイ語の看板を見ると、、『ローング ラップ ジャムナム』 と書いてあります。。

 

『質屋』の事なのですが、、普段見る質屋とは店構えが違うのです。。

 

更に注意して見ると、、何と国営だったのです。

 

タイと付き合って18年になるケーニーですが、、国営の質屋があるなんて知りませんでした。。

 

帰宅して、、興奮しながらバーヤに、、

 

『国営の質屋があったよ・・』 というと ニコニコ

 

『ずーっと前から有るわよ・・』 と呆気無く言われ、、ガッカリ。。しょぼん

 

バーヤの話では、、民間の質屋の場合、、利率は100バーツに対して3バーツ(3%/月)らしいのですが、、国営の場合には、60サタン(=1.5バーツ=1.5%/月)と安いのだそうです。。 そのかわり貸してくれる金額も少ないのだとか・・・

 

その後しっかり、、『私は質屋なんか利用した事はないけどね・・』 と言い訳してました。。

 

この質屋、、看板を見ると。。

『グラスワン ガーン・パタナー サンコム レ クワーム・マンコン コーン マヌッ』 という長ったらしい名前が書かれているのですが、、

 

グラスワン=省、

ガーン・パタナー=開発、

サンコム=社会、

レ=そして、

クワーム・マンコン=安定、

コーン=OOの(所有を表す)、

マヌッ=人間/人類

 

直訳すると、、『社会開発と人間の安定省』

 

何と、、省が運営しているのですね。。 しかもここは19支店目だそうです。

 

ネットで調べてみると英語では、、Ministry of Social Development and Human Securityとあり、『社会開発及び人間の安全保障省』と訳されてました。。

 

日本では元々不動産が中心で『土倉』 と呼ばれていたそうな。。 それが貨幣経済の発達と共に、江戸時代になって『質屋』という言葉に代わったそうな。。

 

ネットで調べてみると、、日本でも公営の質屋があったそうで・・・(以下抜粋)

 

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1912(大正元)年、細田村(現在の日南市大堂津)に、日本で初めての公営の質屋が開設された。

公民館に残る金庫は、当時の質屋で使われていたものだ。 明治末期の細田村は戸数970戸、人口6千人ほどの小さな漁村。当時は木造の舟で、漁法も未発達だった。海が荒れて不漁が続くと、生活苦に陥る漁民が相次いだ。見かねた当時の隈本和平村長が、貧民救済のために質屋を開業した。村営にすることで、貧困者が安心して利用できる低利の金融機関を提供する狙いだった。不漁が続くと質屋前に質入れされた舟や漁具などが並ぶこともあったという。国内では前例のない事業だった。国は当初、「現行法では、質屋の如(ごと)き営利事業の公営は断じて許されない」と否定的な態度だった。 だが、細田村での成功が呼び水となり、全国に同様の質屋が次々誕生した。結局、国は1927(昭和2)年に公益質屋法を制定し、制度化した。ピークの 1939(昭和14)年には全国で1142カ所に上ったという。

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タイでは依然として、特に低所得者層に利用されている質屋。。 新学期が始まる前やサッカー等の大きな試合(ワールドカップ)が行われる時期には、質屋が儲かるのだそうです。。

 

金、銀、宝石等のアクセサリー類から電気製品まで、、店内は所狭しと品物が並びます。。

 

そう言えば、、家の空気清浄機は、質流れの品を私が見つけて買ったのだった。。 (ちなみに新品でした)

 

お金は借りたくは無いけれども、、何か欲しい時に質屋を覘いてみるのも良いかもしれない。。

 

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合 掌