セアカオサムシ Carabus tuberculosus
2025/8/21 秋田県秋田市
Length: 21 mm
オサムシの中では珍しく,広域分布にも関わらず各地で亜種分けがなされていない種。小型で,オサムシというよりやや大きいゴミムシという感覚を受ける。裸地や芝生,草原などのオープンランドや,日の当たる河川敷,もしくは畑など,他のオサムシとは違った特異的な環境を好む。そのため,一般的なオサムシに比べ出会いづらい。
近年,放牧地や裸地の維持がされず,荒れ果ててしまった環境が増えたことや,道路整備による環境の消失,もしくは側溝に虫が落ち込んで上がれなくなり死んでしまうなどの影響で,本種の生息環境,もしくはこの虫自体が姿を消しつつある。幸い,秋田では,公園内のちょっとした裸地環境,芝生,河川敷の開けた所,放牧地などさまざまな場所でこの種が見られ,出会うことは割と容易い。特異な環境を好む虫がまだ普通に生き残っている事は,現代においてはとても喜ばしい事なのかもしれない。

