先日、時事通信のウェブサイト版に「小学生『脱ゆとり』に一定の成果-新課程の定着度調査-文科省」という記事が載っていました。

それによれば、「旧指導要領だった2005年公表の前回調査より学力、学習意欲ともに向上が見られ」たとの事。

そして、「一方、学習範囲の拡大に伴い、前回より下の学年に出題された問題では、25問中14問で点数が低く、定着面で課題が残った」ともありました。

なお、対象は小4~6年生です。

なるほど、学習指導要領が改訂されて、以前だったら1つ上の学年が学んでいた事項を、今はその下の学年で習っているんですね。「定着面で課題」ということはなかなか見過ごせない点です。やはり地道な復習が必要なのだと改めて感じました。

余談ですが、小学生で学ぶことって、H23に改訂された現行の学習指導要領と、アラフォー私の世代のものと、どういうふうに違うんでしょうかね。いわゆる、だいぶ昔の詰め込み教育と、今の子たちが学ぶことって、量としてはどれくらい違うんでしょうか(内容がかなり違うのは、教科書や問題集を見てて分かるのですが、単純に量(範囲)としてはどれだけ違うのかなと)。ちょっと気になりました。

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前回調査が2005年ということは、当時小6だった子は現在22~23歳ってことですね。

youtubeで「水曜日のダウンタウン」という番組の動画を見たのですが、
・14歳から27歳の世代をいわゆる「ゆとり世代」という
・ただ、その中には高校のちょこっとだけゆとり教育を受けた学年もいるため、小・中をゆとり教育で育った「ど真ん中世代」は、17~19歳である。

ということでした。

番組では、その世代にクイズを出し、「ゆとりの学力ヤバイ」というまとめをしていましたが、まぁ、確かにヤバイ部分もあるんでしょう。

ただ、「ゆとりヤベー」と言われてしまう彼らは、ブレブレの文科省の場当たり政策をくらった被害者とも言え、
そういうレッテルを貼られてしまうのはかわいそうでもあります。また、ゆとりか否かに係らず、勉強する子は家庭や塾でしているので、学力の両極化が激しい世代であろうことが想像できます。

「ゆとりヤベー」。そんなレッテルを貼られてしまう世代ではありますが、でももしかしたら、今後思わぬところでクリエイティビティを発揮してくれるかもしれません。そう考えると、ゆとりの功罪を語るのは、まだ少し早いのかもしれませんね(そういえば、「ラッスンゴレライ」の8.6秒バズーカーなんてこの世代ですね)。

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ただ忘れてはならないことは、文科省がゆとりの学習指導要領を捨てたということ、その政策が失敗だったということを認めたということです。親としては「えぇーー!」です。教育政策ですよ?まるで、改革ではなく「政策のお試し」をくらったわけです。
10年以上、その影響を受けた子供たちがいて、10年以上経って、やっと変わったという事実。

政策立案者の方々には、学力と社会的一般常識の関連性なども含め、しっかりと検証して頂きたいです。日本の教育が、日本の国力を底上げするような、良い方向に進んでいくことを、親としては願うばかりです。