1月の「京都航空便」である。

京都の有名店の和菓子を月に1度、店頭で受け取ることができるという優れものである。

 

 

今回は、4店舗のお菓子を求めた。

この「京都航空便」の受け取りは午後4時から。

受け取り後、急いで自宅に帰り、本日中に食べなくてはならない2点をとりあえず直ぐにいただいた。

 

「名代豆餅」 出町ふたば 

 

 

二重、三重に折り重なる行列ができるらしい人気店らしい。

その看板商品の豆大福「名代豆餅」が食べられるなんて…。

 

 

こ、これは…。とても柔らかいお餅と、割としっかり目の食感の赤えんどう豆が絶秒。赤えんどう豆に塩味がつけてあり、それもまた絶秒。

そして、中に入っているこしあんを食べたとき、「餡粒子」という単語が頭に浮かんだ。

 

ん?「餡粒子」って何だったっけ…と検索してみると、三重県津市が誇る「井村屋」のwebサイトに「あん特有の舌ざわりは、「あん粒子」から生み出されます。このあん粒子は、豆を煮ることで豆の中にあるデンプンをタンパク質が包み込む形で形成されます。」とあった。

 

もしかすると、こちらのこしあんの餡粒子はとても細かいのではないか…と思った。

ああ、これは予約サイトでいち早く完売になったのも分かるなあ。ああ、予約できてよかったものだ、としみじみ感じた。

 

「栗おはぎ」 京都くりや

 

 

 

「京都くりや」は栗菓子専門店だそう。

これは、びっくり。初めて食べた味である。

「京都航空便」Webサイトには「おはぎの餅を、栗と砂糖、塩のみで調整した栗あんで包み込んだ「栗おはぎ」」とあった。

 

この2点を食べた後、残りの2点も今日食べたほうが絶対に美味しいだろうと、時間をおいていただいた。

 

「椿餅」 中村軒

 

 

パッケージもグッとくる。

 

 

開いて、またまたグッときた。

もしかすると、「椿餅」自体を食べるのが初めてかもしれない。

また、もしかすると初めて現物を見る?店頭で売っているのを「見たけど見えてなかった」という感じか?

 

 

これはお抹茶だろうと…。

 

 

うーむ。

こちらの道明寺粉は美味しい!弾力があってもちもち。

道明寺粉というと桜餅が連想されるが、まったく違うように仕上げられている。

ほうほう、こんな感じなのね、と大変美味しくいただいた。

 

「中村軒」といえば「麦代餅」が有名。

私の愛読書である『一日一菓』でも「麦代餅」が取り上げられており、食べてみたいなあと思っている。

 

そして、一番消費期限が長かったのだが、やっぱり当日中に食べるのが一番だろうと…。

 

 

なんだが、魅力的な包装である。

「亀屋則克」といえば、「浜土産」で有名ではないか。『一日一菓』にも掲載されている。こちらも食べたいなあ…とお持つつ。

大きな期待を込めて開けると…。

 

「花びら餅」 亀屋則克

 

 

なんだかとっても丸くて愛らしい感じ!!

もう、ビニール越しでも柔らかさを感じる!

 

 

こちらもお抹茶で。

 

 

「京都航空便」Webサイトには「甘く炊いたごぼうを芯に味噌餡を巻き、桃色に染めた羽二重餅を小さくのせ、最後に白色の羽二重餅を二つ折りにしました」とあった。

 

うううむ。夢の中にいるような柔らかさである。

何と言ったら良いか。とにかく、できるだけ味わいたいので、ゆっくりゆっくりと食べたのであった。今年最後の花びら餅だろうなあとしみじみ。

 

というわけで、1月もしっかり堪能いたしました。

2月の予約がいつできるのか、どのお店の何が予約できるのか、虎視眈々とネットをチェックするのであった。