読了!

本作品は、高殿円氏の最新作。

高殿円作品は、前回は2020年4月に「グランドシャトー」を読んでいる。

「グランドシャトー」は、大阪・京橋のキャバレーが描かれており、本作品は神戸の花隈という花街が描かれている。

 

コスメの王様  (著)高殿円

 

主人公は、後に「西洋の化粧品王」と呼ばれるようになった利一と、人気芸妓となるハナである。

 

利一の立身出世物語は、胸のすく思いで読み進めていったが、第二次世界大戦により、それまで積み重ねていったものが崩れ去ってしまう様子を読むと・・・とても空しさを感じた。

 

ハナの聡明さ、身の振り方には敬服。

あまり書くと「ネタバレ」になるので詳しくは書かないが、ハナが歳を重ねて、芸妓の後に選んだ生き方をもっと詳しく読みたかったと思った。

 

主人公の利一は、「クラブコスメチックス」社の創業者である中山太一がモデルだそうだ。

「クラブコスメチックス」の公式サイトを見ると、「クラブ洗粉」という商品があり、これは物語で出てきたアレか!と思うと、興味がわいてきた。

 

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4月28日撮影

 

 

水曜日27日に「暮らしで楽しむ茶の湯」展で銀座を訪れた時に、「京だんご 藤菜美」の限定ショップでわらび餅とともに求めた「茶の露ほろり」である。

小西潮氏のレースガラスのボウルで。

冷たく冷やして味わった。口に入れると、固体が液体に変化する感じ。美味しい!

 

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そして、こちらは昨日4月29日撮影。

久々のフレンチ・ランチ!もう興奮である。

お店の方に聞くと、撮影大歓迎とのことで記念撮影をした。

 

 

急遽、銀座でランチ、ということになり2日前にお店を探し予約した。

時間の余裕がなく予備知識のないまま予約したが、ちょっと面白い感じのお店だった。

テーブルに案内され、こんなクシャッとされたお店の紹介の文章が書かれている紙があった。

 

お水をお願いしたら、これが。

 

 

すーと入っていくような、癖の無いとても美味しいお水「奥会津金山天然水」。

お料理には良いと思う。ボトルも和のデザインで素敵。

 

 

まず、これを手で摘まんで・・・

 

 

上に乗っているのは「ノコギリソウ」というハーブらしい。

さっぱりした風味。

 

 

ホワイトアスパラガスが大変美味しかった。

 

 

ニンジンのスープ、桜エビの唐揚げが乗せてあった。合う。

 

 

メインである。鯛。

 

そして・・・。

 

 

食後にコーヒーをお願いしたら、ミルクとお砂糖と、このガラスのカボチャがテーブルの上に置かれた。何に使うものだろうか・・・。

 

 

ほうじ茶プリン。

 

 

コーヒーと、焼き菓子など。

同行者は紅茶だった。

 

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フレンチの前に銀座三越の地下「菓遊庵売場」で、ついに大口屋の「餡麩三喜羅」と巡り会えた!!毎週金曜日にのみ販売。ああ、嬉しい!

 

 

素敵な包装である。

 

 

どきどき。

 

 

持ち運び方に問題があったようだ。「寄り弁」という単語が頭に浮かんだ。

 

 

岡晋吾氏の小皿に乗せて・・・。

 

 

いわゆる麩まんじゅうというカテゴリーに入るかと思うが、今まで食べたどの麩まんじゅうとも違う食感である。これは美味しい!!