中野幹子氏の一輪挿し。

 

 

これを振り出しとして使うことはできないだろうか。

 

 

お店の方から、「菅蓋」は茶道具屋さんに売っている、一輪挿しを振り出しとして見立てて使っている方もいると教えていただいた。

 

先ずは菅蓋を扱っている茶道具屋さんを検索した。

すると、菅蓋の作り方も複数ヒットする。

 

ブログや動画などで菅蓋作りが多数紹介されていて、私もチャレンジしてみようと思った。

それが、5月の下旬である。

 

まずはトウモロコシ。

 

 

皮を外して干す。

 

 

2~3日干したような気がする。

あるブログでは1週間ほど乾かしたとあったような。

 

 

くるっくるっとなる。

これは乾燥剤を入れて密閉プラスチック・バッグに入れると1年以上持つらしい。

 

乾いたトウモロコシの皮を水に浸して柔らかくし、形を整える。

 

 

これで「芯」を包んでいくのだが、この「芯」については悩んだ。

 

通常は、木材を使い、柔らかいものが加工しやすいそうで、桐を使う例を見つけた。

又、コルク栓を使う例もあった。

木材にしてもコルクにしても真ん中に穴を開ける必要がある。

電動ドリルを使っていた。

 

ドリルなんて持っていないしなあ・・・と色々調べると、

桐、バルサ材、コルク、ボール紙・・・!!

 

ボール紙?

厳密な密閉を目的にはしていないわけだから、真ん中に穴が開いていれば良いのかと、ゴムホースに布テープを巻いて大きさを合わせて芯を作ってみた。上部の径が下部の径より大きくなければならないので布テープで調整。

 

 

くるっと包む。

 

 

形を整えて、絹糸で縛る。

 

 

おお、一輪挿しが振り出しに変身した!

 

 

と、これで満足していたが、どうも、「ゴム」というのが気になる。そして、粘着テープを使っているということも気になる。時間とともに成分が染み出たりしないか?

 

先日、裁縫グッズの収納引き出しをゴソゴソと整理していたら、「ベルト芯」を発見した!おおっ!ベルト芯!最後に使ったのは何十年前だろうか!

これを一輪挿しの口の大きさに合うようにくるくる巻いてみてはどうだろう。

 

自分の趣味用のものである。

とりあえず、チャレンジ。

 

一輪挿しに合わせてベルト芯の縦の長さを切って、くるくる巻き、適当な大きさになったら、糸を巻いて、かがって固定。

その時に上部の径>下部の径になるように、上部に細く切ったベルト芯を少し挟み込んだ。

 

 

中心の穴にトウモロコシの皮を入れて・・・

 

 

トウモロコシの皮も3か月経過すると、緑色から茶色に色が変化している!

 

 

形を整え、絹糸で結んで出来上がり。

もっと、キレイに作れるようになると良いなあ。

 

調べてみると、菅蓋作りの教室もあるようだ。

一度、きちんと作り方を習ってみたいとも思う。

 

 

こんな感じである。

私の初の振り出しである。