森アーツセンターギャラリーに行ってきた。

 

 

NHK日曜美術館の「アートシーン」で「おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~」を紹介していて、メラメラと行きたくなった。

 

 

事前予約制で、開館直後の10時からのチケットを取った。

 

少し早めに到着して並ぶことができ、入館後、最初の展示付近は混み合っていたが、

「空いているところからご鑑賞ください」と案内され、

すすす・・・と人のいないところから鑑賞し始めたため、ほとんど1人でゆっくり見ることができ、「密」も避けられた。(最後までみて、最初に戻ると、ちょうど人がおらず、この部分もゆっくり見られた)

 

気になった作品。

 

『北斎漫画』十編 葛飾北斎

 煙草の煙で何やら文字を描いている人、小さなおまんじゅう(?)を放り投げて食べようとしている人、そして、糸で吊り下げられた柿を「パン食い競争」のように手を使わずに食べる人などが描かれていた。ちなみにこの人物のところに「釣柿」と書いてあった。

 帰宅後、「釣柿」を検索したところ、「『吊るし柿』に同じ」とあり、どうも干し柿のことのようだ。むむむ。

 てっきり、柿を吊して、手を使わずに食べる遊び(ゲームとか?)を「釣柿」と言うのかと思った。

 

「流行達磨遊び」 歌川国芳

 達磨の着ぐるみ?を来た子どもや大人が5人描かれており、これって・・・。何だろう。妙に面白い。こういうことが江戸時代に流行していたのか?!

 

「足利絹手染の紫 十二月之内 弥生」 三代歌川豊国(国貞)

 潮干狩りの様子が描かれているが、潮干狩りだというのに、描かれている女性が来ている着物が上等な感じで華やか、振袖らしき方まで・・・汚れないか?タコを捕まえようと格闘中の女性も。タコまでいたのか・・・。潮干狩り、したい。

 

「東都名所 大森」 歌川国芳

 解説パネルによると、江戸で海苔というと「浅草海苔」だが、実際に食べられていたのは大森、品川の海で作られたものだったらしい。本作品は、舟で海苔を採取する様子が描かれていている。ふむふむ。このように採取していたのね。

 

途中、このような撮影コーナーも。

 

どう写したら良いものやら・・・。

 

 

最後、「第4章 旅と名物」で、歌川広重の「東海道五十三次」を中心として、街道の名物や茶屋などが描かれた作品が展示。「東海道の風景」として現在の風景や老舗のお料理なども写真で紹介されていた。

 

「春興五十三駄之内 金谷 新坂へ壹リ廿九丁」 葛飾北斎

 金谷の名物は「飴の餅」で、それを作っている女性が描かれている。解説パネルによると、「白い餅に水飴をくるむ」らしい。どんな味だろう。食べてみたい!

 

「東海道五拾三次之内 桑名 七里渡口」 歌川広重

 桑名といえば、ハマグリ!蛤料理の写真を見ていたら、桑名市の「はまぐりプラザ」を思い出した。ああ・・・行きたい。

 

本展覧会は、浮世絵作品とともに、作品に描かれているお料理を実際に作った写真と作り方を紹介している。

又、作品の背景の説明も面白い。

そこで、図録を購入。

 

 

なんと、オリジナルパッケージのカンロ飴とコースターをオマケに頂いた。

 

 

素敵なしおり付き。展示で気になっていた「蛸の江戸煮」。

蛸をお酒と煎茶で煮るようだ・・・、味はお醤油で、柚の輪切りも入れる。

どんな味だろう。作ってみたい。

 

 

会場から出て、窓から撮影。52階からの眺めは素晴らしい。

国立新美術館が見える。

 

本展覧会、昨日までならカフェで、江戸庶民の料理から着想を得たという限定メニューが食べられたようだが、本日からクローズ。

・・・・残念。

ちょっと休憩したいと久々にスターバックスカフェに行った。

 

「チョコレート マロン フラペチーノ」

確かに、栗とチョコレートの味わい。

窓際の細長いテーブル席、1席ずつ空けての使用で、ゆったりと静かに休憩できた。

 

この後、六本木のギャラリー「SAVOIR VIVRE(サボア・ヴィーブル)」へ。

 

 

藤井友梨香展「耀う森」。

 

以前から気になっていた藤井友梨香氏のガラス作品。

本展は、密を避けて抽選販売だそう。

私も抽選券を頂き、1点応募した。

どうかな?競争率高そう。