昨日、「丸の内タニタ食堂」のあと、東京国立近代美術館工芸館に行った。

 

 

明治43(1910)年建築された旧近衛師団司令部庁舎、こちらが工芸館として使われている。

建物は重要文化財。

 

 

室内もとっても雰囲気がある。美術館は、展示だけでなく建築も楽しみ。

 

 

パンフレットに「住むところがきまったら、部屋に何を置きましょう。家具、照明、ファブリック。器もいくつか必要だし、なにか置物があってもいい-「調度(ちょうど)」とは、身近で用いる道具や家具、装飾品などを指す言葉です」とある。

 

展示物を見ながら、こんな素敵な調度品が部屋にあったら幸せだろうなーと思った。

 

 

右奥にある「鉄刀木机(たがやさんつくえ)」 1942年 稲木東千里 作

木(鉄刀木)、指物、象嵌

 

象嵌が美しい素敵な机だった。

「鉄刀木(たがやさん)」って何だ?と帰宅後調べてみたら、マメ科の銘木らしい。

硬くて、耐久性があるので家具や仏壇、数珠などに使われるようだ。ほー。

 

 

奥の二つ折りの屏風。 これも良いなー。

「机辺」 1964年 芹沢銈介 作  絹、型染

 

このように和室が設えられ、茶道具が展示されていた。

 

 

モダンな感じ。

 

展示品ではないが、このイスに心引かれた。

 

 

 

「LAPIN」チェアと言って、建築家・中村好文氏のデザインで市販されていますよ、と教えていただいた。欲しいかも。

 

食器の展示も良かった。

 

 

「蓋物向付」 1983年  藤田喬平 作  ガラス、宙吹き

うっとり。どんなお料理を入れようか。

 

又、又、屏風。

 

 

「紬地型絵染二曲屏風 晴雨」 1962年 芹沢銈介 作  絹、型染

 

最初に紹介した屏風と同じ、芹沢銈介氏の作品。うーん、良いなあ。

 

こちらの展覧会、夏休みに合わせてか、子ども向けの様々なイベントが催されていたようだが、おとな向けのパンフレット「おとなのハッピー」が配布され、スタンプラリーにも参加できた。

 

 

右のスタンプラリーの説明の裏にスタンプを押す。

 

 

左がスタンプを押し終わったもの。スタンプは5つだったがマスは6つ。謎・・・。

右が商品のクリアファイル。A5くらいの大きさで、チケットを入れたりするのに使えそう。なんと言ってもオシャレなデザイン!

 

と大変豊かな気分で工芸館を後にした。