クラシック111枚チャレンジ5枚目。
ドビュッシーの前奏曲第1巻および映像。


1〜12が前奏曲集第1巻。
13〜15が映像第1集。
16〜18が映像第2集。

演奏はアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ。
録音は前奏曲が1978年6月27日と28日、ハンブルグ。
映像が1971年7月25日〜8月3日、ミュンヘン。

1862年生まれ〜1918年に亡くなっている。
アメリカの南北戦争や、日本の明治維新の頃に生まれ、第一次世界大戦が終わる年に亡くなっています。

当初は不遇のピアニスト、という感じだけど、27歳の時に転機が。
・国民音楽協会に入会。エルネスト・ショーソンと知り合う。
・パリ万博でガムランを聴く。
・バイロイト音楽祭で、ワーグナー、というかワグネリズムに反抗することを決意。
・詩人ステファヌ・マヌロメのサロンに、音楽家なのに出席。

このあたりから、作曲家としてやりたいことがはっきりしたんだろうな。

当時のワーグナーの「総合芸術」の引力は相当なものだったのでしょう。
「俺はワグネリズムなんてぶち壊してやる!
ワーグナーの真逆をいくぜ!」
ということなんでしょうね。

その突破口が、調性があるようなないような、西洋音階に囚われないガムランだったんだろうな。
ドビュッシーの音楽も、西洋音楽的な音階、コード進行、キーから、いかに自由になるか、がテーマだったと思います。