MTRを貰っちゃった。
持つべきは「勝ち組」として都心のマンションに暮らす友だ。
「負け組」の俺の住む田舎の家は、
軽量鉄骨の倉庫に間仕切りしただけで、
ただ広いだけが取り得のあばら家だから、
マーシャルの3段積みをタダで貰っちゃっても全く困らないぞ。
デジタルだ、デジタル。
貰ったはいいが、使い方がわからん。
MTRなる機材がこの世に現れたのは俺が大学生の頃だ。
TASCAMの4ch。
アナログでカセットテープに記録する奴だ。
画期的だったよ。
MTR以前はラジカセを2台使って音を重ねてたんだから、
音を重ねているうちに低音がスカスカになったり、
Cの曲が最終的にDになっちまった…なんてことはザラだった。
何が嬉しかったって、
MTRは音を重ねても劣化しないことが実に嬉しかったなぁ。
キーも変えられたし。
今から振り返れば実に幼稚だったと恥ずかしいだけだが、
当時は「これで俺もプロになれるかも」と思っていたからな。
しかし、MTRってすぐ壊れるんだよ。
まずカセットの部分が壊れて、
単なるミキサーと化しちまうわけ。
DAT時代は音楽とは無縁の社会人だったから知らん。
で、25年ぶりに目の前に現れたデジタルのMTR。
呉れた奴の話では、リズムマシーンもエフェクターも内蔵で、
CDが焼ける…ということだ。
昨今はシーケンサーでPCに演奏させて、
オリジナルを作るのが主流かもしれんが、
パラメーターで出したグルーブにノるっていうのは、
果たして音楽の在り方としていいのかと思うのだ。
やはり音楽は人間のグルーブでなければ俺は駄目だ。
PCだったらいっそ初音ミクのほうがいい。
そもそもPCに打ち込んで演奏させるより、
とっとと自分で楽器を演奏して音を重ねていったほうが、
少なくとも俺は早い。
とりあえず、年末年始、
仕事する気が完全に失せている時に、
プロコルハルムの「青い影」あたりをデモで吹き込んでみよう。
で、来年はこいつでオリジナルのミニアルバムを作ったるぞ!
