今日10月5日は、

The Beatlesのデビュー曲「Love me do」が、

発売されてちょうど50周年にあたるということだ。


素人が世代を超えてバンドセッションする場合、

The Beatlesの曲は絶対に欠かせないな。

ロックバンドをしていた者ならば、

The Beatlesの有名なナンバーならば、

特に練習しなくてもいきなり合わせられるもんなぁ。


ちなみにThe Whoは「My Generation」、

The Kinksの場合は「You really got me」以外の曲を、

いきなりセッション出来る奴に俺は出会った事がないぞ。

結局なんだかんだ言ってもさぁ、

日本において英国60sロックと言えば、

すなわちThe Beatlesなのだよ。


いや、俺も仕事中ずっとインターネットラジオを流し続けているが、

The Beatlesの曲を流している場合が最も多い。

何度聞いても飽きない…という単純な理由ではなく、

基本的に黒人音楽が好物である俺には、

ポール・マッカートニーのBassのノリが心地よいのだ。

そう、黒人音楽といっても、

真ッ黒ケッケのR&BではなくMotown的というか、

精神的負担のないライトな黒人ノリというか、

いわば“なんちゃって”が心地よいのである。


そう、The Beatlesの魅力は、まさしくこの“なんちゃって”なのだよ。

The Beatlesも、土台は紛うことなきRock'n Rollなんだけどさ、

その土台の上に“なんちゃってBlues”、“なんちゃってSoul”、

“なんちゃってJazz”、“なんちゃってCountry”、“なんちゃってClassic”、

“なんちゃってカリプソ”、“なんちゃってFolk”、“なんちゃって現代音楽”

“なんちゃってワールドミュージック”、“なんちゃってヘビメタ”と、

多種多様な音楽を、何の戸惑いもなくあっけらかんと、

てんこ盛りに乗せてくるのがThe Beatlesの特徴で、

つまりは各種音楽のいいとこ取りだよ。


同時期のバンド、

例えばThe Rolling StonesはR&Bに拘っていたし、

The Whoは硬派なRock'n Rollの殻を破らなかった。

The Kinksなんて散々無理した挙句、

「結局俺たち駄目な奴」と諦めちゃったわけだ。

拘らなかったのはThe Beatlesだけだった。

コアなファンからは「あんなの偽物だよ」と誹られたつつも、

普遍的に人気を得たのは“なんちゃって”だからだよ。

つまり、それまで紛いものだった“なんちゃって”を、

本物にしちまったのがThe Beatlesってことじゃないかな。


The Beatlesの最も偉大な業績は、

この“なんちゃって”だと俺は思うぞ。

当時のミュージシャンは「それってありか?」とびっくりしただろうし、

そりゃあBeach boysのブライアン・ウイルソンも発狂しちまうさ。