いやいや…さすjがに40代後半ともなると、

新しく手にした楽器の上達は遅々として進まんもんだよ。

いや、それでも俺には相対音感があるから、

ルートやベースラインをドレミで認識できるし、

何フレッドの、どの弦を弾けば何の音が出るか、

おおよそのところは掴めたまでは良かったのだよ。




だが右指が開かん上に、スムーズに動かんところで、まずつっかえてしまった。

そもそもBASSのフレットはGuitarのフレットより広いし、

弦も太いからしっかり押さえねばならんのだ。

よって思い切り指を広げ、小指に渾身の力を込めて弦を押さえるのだが、

そんなことをしているとちっとも指が早く運べん。




ちくしょう…と思いつつ、

指の短い俺のごとき人間はBASS向きではないのか…と、

ネガティブになりながらも必死に指を広げて練習していたが、

苦労しているうちに、よくよく考えてみれば、

指を広げるのではなく、

掌ごと動かせば良いではないか…という、

当たり前のことに気づいて、

壁を乗り越えることが出来た。





初心者はホントつまらんところで壁にぶち当たるもんだよ。

ところがこういうつまらん壁が何枚も立ちふさがったまま放置すると、

まもなく新しい楽器の習得を断念し、

楽器が押入の肥と化すことはバンジョーで経験しているから、

悩みつつもひとつづつ乗り越えていかねばならんのだ。




今悩んでいるのは、

ビックで弾くのか、それとも指なのか…という問題である。




そもそもピック弾きはヘビメタな弾き方という先入観があり、

ああいう地獄がどうしたとか、焼き尽くしてやるぜ…みたいな、

鬼か悪魔の如きロックではなく、

爽やかでうきうきしたロックンロールをやりたい俺としては、

どうもピック弾きに抵抗感があることは否めない。




だがThe Beatlesのポール・マッカートニーは、
Youtubeを見る限りほとんどピック弾きであり、

別に鬼のようなベースラインを弾いているわけでもない。

Helter SkelterのハードなBASSはポールではないわけで、

勝手に「ビック弾き=ハード」と括って練習しないのもどうかと思う。

そもそもピック弾き自体がBASSのイメージとして馴染めないのである。

ドラマ―である俺はアタック音の強いピック弾きで、

延々とビンビン8つ刻みに弾み続けるBASSがうざったかった。

俺がずっとビートを刻んでいるんだからちったあ遊べよ…と思っていたのだ。




よって俺は柔軟な指弾きの方が何となく馴染む。

人差し指と親指で、足をバタバタさせるように動かして、

時にトリッキーなオカズを入れながら弾くのが、

いかにもベーシストらしくてカッコいいではないか。

ただ問題は指がピックより早く動かない。

そもそもThe Beatlesの“Taxman”や“Come Together”など、

イカしたベースラインはピックでなければ弾けんのだろうか、

フレットで弦を押さえる左指はついていけるが、

右指が“Taxman”の早さについていけないのだ。

俺が初心者で、単に指が満足に動かないことが原因なのか、

どうなんだろうか…と悩む次第である。












まるの庵のブログ-短い指