村上春樹訳、発売!
昨日、オードリー・ヘプバーン主演の映画で有名な『ティファニーで朝食を』が村上春樹さんの訳で発売しました![]()
最近村上春樹訳の出版が多いですね![]()
『キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)』や
『グレート・ギャツビー(華麗なるギャツビー)』
『ロング・グッドバイ(長いお別れ)』など…
翻訳物のこなれていない言い回しが苦手な私にとって、待望の村上訳です![]()
また、読み比べが楽しみでもあります![]()
ホリー・ゴライトリー トラヴェリング
トルーマン・カポーティ作『ティファニーで朝食を』では自由奔放な女性の姿が描かれています
ヒロイン・ホリーの名刺の住所は、「旅行中」
一つ所に安住せず、思うが侭、自由に生きようとする彼女の主張が感じられます
また、飼い猫には名前をつけません
語り手である「私」に鳥籠を贈っても、中に生き物を入れないで、という条件をつける
そんなところにも、束縛を嫌う徹底した意志が表れています
素敵なんです、ホリー![]()
蝶々のように男たちの間をひらひら飛んでいく
誰にも縛られず、だから媚も売らず
そして最後は、自由であるが故に、自分で選ぶという意志が強いが故に、愛する男を追って行く
女冥利に尽きるじゃありませんか
そんな自由でいい女のホリーが、村上訳でどのように立ち現れるのか、興味津々です
- ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ
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