大学生ともなるとみんなパートナーがいる。今まで当然誰とも付き合えなかった私は引け目を感じてあわてて恋人を作った。
結論から言うとあまり楽しくない。付き合い初めは気の遣い合いで、慣れてくとどんどん安定した関係になる。そこには会いたくて仕方ない気持ちも、相手のために素敵になりたいと言う願いもあったものではない。相手の好きなところより、外見の直して欲しいところばかり目につく。全肯定なんてできやしない。
ともだちは付き合ってから好きになる方が上手くいくと言う。大学生なんてそんなものなのだそうだ。世の中にはそんなカップルがたくさんいて、私もそのうちの1人になっただけだ。恋人との思い出は、好きになって仕舞えばどんなものでも輝いていることだろう。大学生カップルが3ヶ月やそこらでは別れないのはらそう言う前提があるからなのかもしれない。
またある友だちはなぜ彼氏が居るのかと言う私の愚問に、「私を好きでいてくれる人って言うのが安心するから」と答えた。彼氏は自己肯定感の向上にも一役買っている。
付き合っていることに少なからず意味はある。恋人どのぐらいいないの、という質問に引け目を感じる必要はなくなり、デートのたびにワクワクする。まあその理想と現実のデートの乖離に苦しむことになるが。
彼女ってもっと素敵なものだと思っていた。彼氏のことが大好きで、常に彼のために何ができるか考えていて、会いたくて仕方なくて、彼に触れたくて、彼のために自分を磨いて、その思い出を楽しげに友だちに共有するもんだと思ってた。
実際はそんなもんじゃない。恋人が欲しいわけじゃなくて、恋愛がしたいことに気付かされたわけである。それだけでも付き合ってよかった。
結局私は恋人をデパコスか何かかと考えているわけだ。みんな持ってるから欲しかった。気に入らないところは自分の好きなように治したい。自分を楽しませて欲しい。こんな自分が恋人になれるわけがなかった。付き合ってまだ1ヶ月も経っていない。もしかしたらこんな記事を書いたことを笑い飛ばすくらい、相手を好きになっているかもしれない。せめて仲のいい知り合いくらいには相手のためになりたい。