(やはり最後も長いです。( ̄▽ ̄;))


こんにちは、カツオと申します



ようこそ、ひねもす日記へおいでくださいました。

この世知辛い世の中、初老の男の一人暮らしのなかで小さな幸せを見つけて生きたいと思っています。




さぁ、残るは3日目と最終日の4日目を書き上げちゃいます!



2日目の夜半から雨が降ったようで、3日目、11月2日の天気予報はにわか雨に注意とのこと。

朝5時に岩風呂に浸かって朝食を食べて、9時少し前に中嶋旅館を出た。

朝食


この旅のなか、天候に恵まれて想像以上に暖かい日中だが朝はやはり寒いな。

外に出ると雲っているのかと思いきや、空はよく晴れている。ありがたや。


まずは花巻市街に戻って昨夜飲んだ『浜千鳥』と『鷲の尾』の一升瓶を調達する。浜千鳥3本に鷲の尾を2本。合計9504円也


国道4号線を一ノ関まで行って東北道に乗る。1時間程で平泉に到着する。時刻は10時を過ぎている。

計画としてはどこかに車を駐車して、中尊寺や毛越寺、それから無量光院跡などを歩いて回って見ようと考えていた。

中尊寺、毛越寺は仕事で若い頃に訪れていたが、何せ30年も前のことなので金色堂が金ぴかだったぐらいしか記憶にない。

しかも平泉が世界遺産になったのだから、じっくり廻るつもりになっていたのだが、最初に訪れた「平泉文化遺産センター」で早くも計画は崩れた。( ̄▽ ̄;)



平泉文化遺産センター

〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉花立44
0191-46-4012 https://g.co/kgs/61nHqJ

平泉文化遺産センターは史跡群のちょうど真ん中に位置した新しい施設で、平泉の文化遺産の魅力をパネルや映像などで紹介しているガイダンス施設なのだが、この施設が想像以上に良くて、つい長居をしてしまったのだった。

平泉を訪れたなら、まずは最初にこの平泉文化遺産センターを見た方がいい。奥州藤原氏の栄華を軸に、各史跡の解説を詳しく紹介してくれている。ここで奥州藤原文化を頭のなかで整理してから史跡を見学すると、味わいが一層深くなるはずだ。


ここでパネルや映像を見ていたら時刻は11時半近くになっていた。これから歩いて回っていたら今夜のお宿に到着しない。なぜなら今夜のお宿は宮城蔵王なのだから。( ̄▽ ̄;)

ここから2時間近くかかるのだ。


センターを出ると空はいつの間にか雲が拡がっている。予報通り雨が降るのか。

歩いて廻るのは断念して中尊寺に車で向かう。昼食は中尊寺で食べようかと思ったが、センター近くに食堂があったので、そこでそそくさと食べてしまう。

花みずき
0191-46-2348
https://maps.app.goo.gl/5iMfjkwAWNPLPfpx6





中尊寺

〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
0191-46-2211 https://g.co/kgs/Da6Znv


結構観光客の賑わいを感じる。広い駐車場も3分の2程埋まっている。


駐車場から中尊寺に辿るには、この月見坂を登って行かねばならない。
この坂道を見て中尊寺をようやく思い出したのだが、ここから堂塔の並ぶ境内には恐ろしく長い坂道を登らねばならない。(800メートルあるらしい)

お覚悟を!!!( ̄▽ ̄;)


月見坂を登っているとやはりにわか雨が降ってきた。予報通りだ。小雨なので構わず登る。

ハァハァ荒い息を吐きながら(階段ではないのがむしろ有難い?)坂道を登りきると待っていたのは、もみじなどの紅葉のトンネルが待ち構えていた。すぐに雨もやみ青空に紅葉がまぶしい。


何か、もうこれだけで登ってきた甲斐がある。

本堂にお参りして、さらに進むと金色堂がある。さらに素晴らしい紅葉に感動する。歳をとったのだな。


金色堂周辺の動画


この時季に来て良かった。もう何も云うことはない。


さて、( ̄▽ ̄;)

金色堂は相変わらず撮影が不可能だった。もう、一度見れば充分だろう。僕は金色堂周辺の紅葉の動画を撮って戻ることにした。

皆さん、このままもと来た長い坂道を戻りますか?( ̄▽ ̄;)


さにあらず。

ツアーでは客をバスガイドと共に中尊寺に登らせると、ツアーバスは横にある側道を登って金色堂の下で客を待ち受けます。( ̄▽ ̄;)

僕はそれを思い出して金色堂横の階段を降りた。降りるとそこがツアーバスが待ち受ける場所なのだ。やった-!間違ってなかったよ。

そこから駐車場まではアスファルトの車道の緩やかな下り坂なので楽に戻ることが出来るのだ。でももちろん月見坂をゆっくりと降ってくるのも一興ですが(笑)。



僕はこの旅行記を書く前に鎌倉の永福寺跡のことを書いた。
源頼朝が平泉の社寺を模して建立したとされる寺院のことだ。

その模したとされる平泉の二階大堂は、中尊寺の大長寿院だったといわれ、現在ある大長寿院ではなく永福寺と同じく14世紀に焼失してしまったそうだ。僕は平泉文化遺産センターで職員の方に二階大堂の発掘の予定はないのかと尋ねたが、予定はなくその場所も定かでないと言われた。

鎌倉では運よく発掘され、平泉では忘れ去られてしまう運命の二階大堂。こんな事に拘っても仕方ないのだが、せっかく偶然に見つけた2つの遺跡を比較して見たかったものだ。

帰宅してから平泉の遺跡を少し調べたのだが、そこで2つのCG画像を見つけた。

無量光院跡の復元CG

毛越寺の遺跡復元CG


無量光院跡の復元CGは鎌倉の永福寺跡の復元CGによく似ているではないか。

鎌倉 永福寺の復元CG

何れも極楽浄土を模した浄土庭園なのだから似ているのは当然なのだが、要は現物を目の当たりにしたかったのだ。

これは今度は京都に行くしかないか?( ̄▽ ̄;)



さてさて、その毛越寺である。時間もないので行ったことのある毛越寺は端折るかとも思ったが、車で5分程なので最後に寄ってみた。

本堂にお参りして、その右手にある大泉ヶ池を見ると、ここでも素晴らしく紅葉したもみじが池の水面に映って、しかも周囲に絶妙な間隔で配置されていて感動。

これだけでも来る価値がある。



10秒動画






観光はこれにておしまい。

あとは蔵王まで走ってもう1泊青根温泉に浸かって帰路につくだけだ。


しかし平泉観光の計画をもう少し緻密に考えていればと後悔している。やはり丸々1日掛けて歩いて平泉を巡りたかった。近いうちにもう一度岩手への旅行計画を立てて平泉に来たい。

そうそう、来年の夏休みは東山魁夷の『道』の八戸・種差海岸を目指すと決めていたのだった。それに合わせて平泉を入れこむか。



さて、時刻は2時半を過ぎた。急がないと暗くなっちゃうぞ!と東北道 一ノ関ICに乗って130キロ先の青根温泉を目指す。

村田JCTで東北横断道に進み、宮城川崎ICで降りる。時刻は4時だったがもう暗くなってきた。雲っているようだ。

緯度の高い岩手よりも蔵王の方が紅葉が進んで、すでに半分以上落葉していた。

高速を下りてから30分程で今夜のお宿に到着。



お宿 はなぶさ

〒989-0908 宮城県柴田郡川崎町青根温泉7−5
0224-87-2411 https://g.co/kgs/f4Jivq

お宿ホームページから転載


タイトルにも書いた通り、旅の最後のお宿は今流行りのオールインクルーシブの旅館に泊まった。

オールインクルーシブとは基本的な旅館の付帯サービスが宿泊料金に含まれていることをいう。

そのオールインクルーシブ旅館に僕は泊まったことがなく、料理の評判が良かったのでこの「お宿はなぶさ」に決めたのだった。

小さな宿で客室数は12室。古い旅館を改装したので洗面台、トイレのスペースは狭いが、ローベッドが置いてあり座卓も立ち座りがしやすいものが設えてあって今風の造りだ。



本来ならば食事はダイニングで摂るそうなのだが、このコロナで部屋食に変更していたのも決め手となった。


このインクルーシブ、要は滞在中の飲み物や簡単なつまみが1階ラウンジに設置されていて、客は自由に摂ることが出来るのだが、コロナが無ければ「これはアリ」だと感心した。

「コロナが無ければ」というのは、チェックイン時にフロントで「飲食は部屋で楽しんでください」と案内されるのだが、僕が飲み物を取りに1階に降りると、飲食物を取りに降りるのが面倒になったのか、ある4、5人の女性グループ客がラウンジで宴会を始めていたのだった。コロナ対策の施されていないラウンジで大声で騒ぐなんて近寄りたくないじゃないか。それからは飲み物を取りに行きたくなくなったし、非常識な奴らだと思ったけど、そこはやはりお酒が入るとね。どうしてもタガが弛んでしまうんだよね~


飲み食いなんて高が知れてるから(おそらく1人当り原価1500円計算しておけば赤字にはならんだろう)、少し宿泊料金を高めに設定しても客の満足度はそれ以上に高まるだろう。 インクルーシブは今後も増えることだろう。

右端はビールサーバー

僕もチェックインして温泉に浸かって、食事までの間に生ビールを2杯に、いいちこのロックを1杯飲んだ。


日本酒、ワインは夕食時間のみの提供


食事中は日本酒を飲んだのだが、この酒は後味が引いてもっさり?していて僕には合わず(ちなみに玉櫻と磐城壽)、昨夜飲み残した『浜千鳥』を持ち込んで飲んだのだった。

インクルーシブながら僕はこれぐらいしか飲まなかったけど、それでも満足だった。これ以上支払わなくていいという貧乏根性なのだろうな(笑)。


夕朝食はこちら



夕食は手の込んだ料理が並び満足だったし、朝食も女性が好みそうな見た目の印象がいい。

聞くところによると、このお宿は元からあった旅館を買い取って改装を行い、インクルーシブなどで省力化をして、わずかな人数で切り盛りしているのだそうだ。

何事もアイデア次第ですな。


今回の3泊の宿は意図せず、新旧あい並ぶような旅館に泊まった。

1泊目は震災によって新築せざるをえなかった民宿の現在形の下道荘に、2泊目は中嶋旅館のどこまでも古さを強調した経営姿勢も頼もしく思えたし、このはなぶさの合理的経営姿勢もこれからの旅館経営の一端を担って行くことだろう。

どのお宿も精進して頑張ってもらいたいものだ。



さて、この旅ももう終わりだ。

翌朝、朝食前に朝のニュースを見ていると、今日(11/3)から高速道路の割引を再開するニュースを聞いた。もっと早く言ってよ~!

下りの渋滞がすでに始まっていて、行楽地は混むだろうと言っている。( ̄▽ ̄;)


最終日の今日はもう観光はせずに、この蔵王から福島辺りまでゆっくりと下道をドライブして帰ろうと思っていたのだが、渋滞が予想されるのならば高速を使って早く帰ろう!

なので8時に朝食を食べて8時半には宿を出た。

おかげで渋滞にはまらずに、自宅には13時半に着いてしまったのだった。

旅もいいけど我が家は心安まるね✨


今回の走行距離は1308.6キロメートル!

帰宅してすぐにアコードツアラーのフロント周りだけ洗車した。羽虫などがこびりついているからだ。

しかしこのアコードツアラーはよく走ってくれる。いつも言ってしまうが、こんなにドライブが楽しい車は初めてなのだ。また早く何処かに行こう。



ではまた





指原莉乃ちゃんについては、そんなに言う指原ってどんな子だったの? って思われたらこちらにどうぞ!😆👍➰


『アイドル 指原莉乃の軌跡(2016年→2020年編)』( 旧題 さっしーってサァ・・・)





彼女のアイドルとしての軌跡をテーマ毎に記事にしてあります。
テーマは100ありますが、特に読んで欲しいのは「指原莉乃という人」や「さしはラーカイブ」、「今年の1枚」辺りでしょうか。
拙い文章で読みにくいとは思いますが、彼女が気になったらぜひ!



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