自分が一番大好きだったバンドのボーカルが死んだ。25歳だった。

今日は昼に起きて美味しいパスタを作ろうとしたけど失敗して、それを食べて、13時からバイトだから準備しようと思ってた。


仲良い先輩からLINEがきた。NEEのボーカルが亡くなったって。意味わからんかった。

最初の10分くらい、呆然と情報を追うことしか出来なくて、夢だと思ったし、途中までタチの悪い嘘だと思ってた、炎上しそうだなーとも思った。

でも何回みても公式からの情報で、何回みても。

わかんないよもう、なんで俺の1番の憧れの人が死ななきゃ行けないんだよ。この世にもっとクソな人間なんて俺を含めて沢山いるのになんでよりによって?悔しいし、悲しいし、ずっと泣いてた。


本当に憧れだった。中二の夏頃にYouTubeで不革命前夜を見つけた時、衝撃だった。

小学生くらいの時から音楽は好きだったけど、それは一人でやる音楽だったりに憧れてただけで、その時初めて「バンド」に憧れた。

以来エレキギターを初めて、ひたすら不革命前夜のイントロのフレーズを練習していた。早いカッティングで正直難しかったけど、かっこよくありたいと思い気持ちに勝てなかった。


その後、NEEをバンドでやりたいと思って、小学校の同級生と中学生の同級生で集めたのが今自分がやってるバンドの初期メンバーだったりもした。

正直NEEの織り成す音楽にめちゃくちゃ影響受けてた。



痛いかもしれないけど、中学の文化祭でNEEをもじったkneeってバンド組んだり、卒業文集にNEEのことも書いたりした、それくらい没頭していた。


でもやっぱり自分は地方住みでなかなかNEEのライブに行ける機会はなかった。だけど高校入学の時、東京のライブに親が行かせてくれた。

人生初めてのバンドのライブだった。夜は寝れなかったし、あまり行かない東京で緊張していた。

大音量のSEが流れ、心臓がバクバクした。

1度静かになりスクリーンとなってた幕が開いた。

涙が止まんなかった。ほんとに存在したんだと思った。想像してる何億倍もかっこよかった。

その時からバンドの虜になった。




それから高校に入って、本格的にバンドメンバーを集めて、ついに自分のバンドを始めた。

「物品販売」ってバンドです。

NEEに出会ってなければ、音楽やってないだろうし、バンドも好きじゃなかったし、エレキギターも弾いてないと思う。なんにもなかった自分に、生きる意味と憧れを与えてくれて本当にありがとうございました。

正直まだ受け止められてないし、こんなブログ書きたくない。まだ嘘だと思う。悔しい。いつか絶対対バンして、俺らの歌と曲を聞いて欲しかった。

もう死のうと思った。


けど、やっぱり俺はあのバンドみたいにかっこいいバンドになりたい。自分に憧れを教えてくれたように自分も誰かに憧れを与えたいと、思う。


ほんとに大好きだったしこれからも大好きだ。

ありがとうございました。

くぅさん、村上蔵馬に出会えてよかった

MY HERO NEE